野々原茜
ババーン!と登場!みんなのアイドル、可愛い可愛い茜ちゃんだよーっ!
真壁瑞希
真壁瑞希です。本日はよろしくおねがいします。
真壁瑞希
ところで野々原さん、ステージ経験豊富な野々原さんでも焦る時ってありますか?
野々原茜
んー、そうだねー。超絶可愛い上にプロ根性もMAXな茜ちゃんでも、少しはあるかなぁ?
真壁瑞希
そうですよね。私たちはアイドルとしてステージに立っていますが、焦ってしまう時もあります。
真壁瑞希
そんな中でも一番は焦るのは「謎の研究員に知らずの内に謎のカプセルを飲まされた」時ですよね。
野々原茜
いや知らない!どういう状況!?全然わかんないんだけど!
真壁瑞希
おやそうでしたか。でしたら、そうなった時を想定してやってみましょう……シミュレーション。
野々原茜
……ハッ!?ここはどこ?真っ白な部屋だ……確か茜ちゃんはお仕事先で急に眠くなって……
真壁瑞希
……ふっふっふ。お目覚めかね、野々原くん。
野々原茜
ど、どこからか声がする!だれなの!?あなたが茜ちゃんをこんな所に連れてきたの!?
真壁瑞希
そうとも、私はとある機関の研究員だ。今は別室で君の様子をモニタリングをしているのだよ。
真壁瑞希
君には私の実験に協力してもらっている。君が眠っている間にある特殊なカプセルを飲ませたのだ。
真壁瑞希
そのカプセルが人体にどのような影響を及ぼすか、その様子を見るために君をさらったという訳だ。
野々原茜
ひっ、ひどい!可愛い茜ちゃんになんてことを……! ねぇ、そのカプセルって何なの!?
真壁瑞希
ふっふっふ、知りたいかね?そのカプセルとは……
野々原茜
そのカプセルとは……?
真壁瑞希
……
野々原茜
……?
真壁瑞希
……間違えた。君が飲んだカプセルはビタミン剤だった。
野々原茜
いやビタミン剤!?体に良いヤツじゃん!そこ間違えちゃダメでしょ研究員ちゃん!
真壁瑞希
……うっかりしていたが問題は無い。なぜなら君が飲んだカプセルはひとつではないからね。
野々原茜
ええっ!?じゃあ茜ちゃんのおなかの中にはまだ謎のカプセルが……!?
真壁瑞希
そうとも。そのカプセルというのが……
真壁瑞希
……しまった。今度は胃薬だった。
野々原茜
胃薬ィ!?またしても体にやさしいヤツ!なんならやさしさで出来てるヤツ!
真壁瑞希
どうやら、同じ瓶に入れていたから間違えたようだ。
野々原茜
なんで同じ瓶に入れちゃうの!?研究員なのにおバカなの!?
真壁瑞希
そんなことはない。君に飲ませたカプセルは3つあるのだからね。その最後のカプセルこそが……
野々原茜
さ、最後のカプセルこそが……?
野々原茜
さ、最後のカプセルこそが…………?
野々原茜
さ、最後のカプセルこそが………………?
野々原茜
さ、最後のカプセルこそが………………ねぇ
野々原茜
また間違えたんでしょ!何も言わないって事は!体にやさしいヤツ飲ませたんでしょ!
野々原茜
……
野々原茜
……無視!?無視はやめてよ!ちょっと!研究員ちゃん!ねぇ、ねぇってば!
野々原茜
ほら、茜ちゃん間違えたって怒らないから!キツく言わないから!正直に言ってみよ、ね?ね?
野々原茜
……やっぱ無視ィ!?いーよじゃあ、茜ちゃん帰るよ!よく見たらなんかこの部屋ドアあるし!
野々原茜
わっ!開いてる!ほら、茜ちゃん外に出ちゃうよ!さらわれたってみんなに言っちゃうもんねーっ!
野々原茜
……
野々原茜
……でもカプセルって後から効いてくるんだよね……なんか体が熱くなってきた気もする……。
野々原茜
ひょっとして、黙ってるのはカプセルの効果を見てるの!?こうしてる間にもどんどん体が……
野々原茜
いやっ!こわい!助けて!茜ちゃん、このままだとどうなるかわからない……だ、だれかーっ!
野々原茜
……ってウソだよ!なんともないよ!ゴメンねウソついて!こう言えば反応してくれると思ってさぁ!
野々原茜
ねぇどうしたらいいの!どうしたら喋ってくれる!?サイン?茜ちゃんのサイン書こうか!?
真壁瑞希
……最後のカプセルは……
野々原茜
おぉ!キタキターッ!最後のカプセルは、なに!?本物!?どっち!?
真壁瑞希
……酔い止め。
野々原茜
酔い止めぇぇぇ!!!やっぱ違うじゃん!ってか何このカロリー消費の違う漫才!いい加減にして!
真壁瑞希
どうもありがとうございました。
(台詞数: 50)