百瀬莉緒
はあ…。
百瀬莉緒
(先週のオーディションの結果が発表されて)
百瀬莉緒
(私は、不合格だった)
百瀬莉緒
(プロデューサーくんやこのみ姉さんたちと一緒に対策を考えて、たくさんレッスンして)
百瀬莉緒
(それでも、不合格だった)
百瀬莉緒
……悔しい。
百瀬莉緒
(誰も聞いていないのをいいことに、浮かんだ言葉を口に出すと)
百瀬莉緒
悔しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!
百瀬莉緒
(あとはもう、止まらなかった)
百瀬莉緒
悔しい!
百瀬莉緒
悔しい! 悔しい!
百瀬莉緒
悔しい! 悔しい! 悔しい!
百瀬莉緒
悔しい! 悔しい! 悔しい! 悔しい!
百瀬莉緒
私も、ドラマに出たかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
百瀬莉緒
百瀬莉緒
百瀬莉緒
百瀬莉緒
百瀬莉緒
(私の『悔しい』はわんわん響いて、どんどん小さくなって)
百瀬莉緒
(しばらく時間が経ったビールの泡のように、消えた)
百瀬莉緒
────もしもし、プロデューサーくん? 今って大丈夫?
百瀬莉緒
────あのね。今日、オーディションの結果が出たじゃない?
百瀬莉緒
────やっぱり、役に合わせてセクシーさを抑えちゃったのがよくなかったと思うの!
百瀬莉緒
────だから、次はいつも通り、私のオトナの魅力全開でいくわよ!
百瀬莉緒
────いつも通りの私で、ね♪
(台詞数: 25)