黒井社長
おお~これはこれは、四流プロダクションの偽りの歌姫ではないか
如月千早
あなたは...黒井社長!
黒井社長
まあそう焦るな、たまたま通りかかっただけだ
黒井社長
それに...今の腑抜けた貴様には一片たりとも興味はないからな
如月千早
っ、どういうことですか
黒井社長
最近顔色がすっかり良くなったようだな、後輩にも恵まれ仲良しこよしやっているようではないか
黒井社長
まるで以前の仮面を脱ぎ捨て空へ飛び立った鳥であると世間でも評判だぞ
黒井社長
だがな、私から見た貴様は今まさに仮面を被って生きてるように見える
黒井社長
私の邪魔者として立ちはだかってた貴様はそんなものでは無かったはずだ
黒井社長
脆く儚く見えようが常に孤高で力強く、凛々しくあったはずだ
黒井社長
それが今では765プロの先輩としてなどと抜かす体たらくだ
黒井社長
人に寄りかかってあても無くさまよう没個性な有象無象となんら変わらないではないか
黒井社長
少なくとも私はそんなつまらない小娘を潰そうとしたわけではない
黒井社長
思い出せ貴様の本性を!貴様は醜く大空を飛ぶべきではない、籠の中で美しく在るべきなのだ!
如月千早
っ!
プロデューサー
どうした千早...ってあなたは!
黒井社長
おいそこの五流プロデューサー、貴様にも警告しておこう
黒井社長
皆で一緒にと綺麗事を掲げるのは構わない、弱小プロダクションらしい方針だ
黒井社長
だがな、そんな戯言の犠牲になる得難い才があることを忘れるな、そこの小娘のようにな
黒井社長
少々取り乱してしまったようだ...
これにて失礼する、さらばだ
これにて失礼する、さらばだ
如月千早
......
プロデューサー
千早...
如月千早
...ごめんなさい、私あの人に何も言い返せなかった...
黒井社長
(何故だ...何故なんだ、私が目の敵にしてたものはあんなちっぽけなものだったのか?)
黒井社長
(高木よ、貴様が求めていた理想はこの程度のものだったのか?)
黒井社長
...
黒井社長
(何をしているのだ私は、たかが弱小プロダクションに熱を入れてしまって...)
黒井社長
(あても無くさまようと言ったが、これでは私がさまよっているようだな)
(台詞数: 28)