
野々原茜
お、ちづるんにエミリーちゃん。何してんの?

エミリー
お疲れ様です。今度の千鶴さまの配役選考会に向けての練習のお手伝いをしております。

野々原茜
おお、茜ちゃんが見事主役の座を射止めたアレかぁ。ちづるんは女主人役を受けるんだっけ?

二階堂千鶴
ええ。そのために悪役の練習をしている所ですわ。

野々原茜
うむ、その意気やよし、だよちづるん。頑張って皆で映画に出ようじゃないか!

エミリー
私もお手伝いを頑張りますね。千鶴さま、それでは始めましょうか?

二階堂千鶴
お願いしますわ。茜、よかったら見て感想を聞かせてくださる?

野々原茜
もちろんOKだよ。どんな感じでやるの?

二階堂千鶴
とりあえず悪役令嬢、という感じで大まかに脚本を考えましたの。それで演技してみますわ。

野々原茜
おお、なんか楽しみ。んじゃ、やって見せて?

エミリー
はい。それでは用意……

野々原茜
スタート!

二階堂千鶴
ええい、ここをどこだと心得る。由緒ある二階堂家の御屋敷であるぞ!

野々原茜
?

エミリー
二階堂千鶴。その方……余の顔、見忘れたか?

野々原茜
……

二階堂千鶴
何を言う、浪人者ふぜいが……
はっ!ま、まさかあなたは?
はっ!ま、まさかあなたは?

エミリー
久しいのう。鷹狩りで顔を合わせて以来であったか。

二階堂千鶴
う、上様!?上様がどうしてこのような所に?

エミリー
そなたの悪行、しかとこの目で見せてもらった。もはや言い逃れは出来ぬ、観念致せ。

二階堂千鶴
え、ええい。我が屋敷で始末してしまえばただの徳川絵美之助。上様、お手向かい致しますわよ!

エミリー
む、いつの間にこれほどの浪人達を。

二階堂千鶴
おーっほっほ!我が二階堂家の財力を持ってすればこのぐらいの手勢、たやすく集まりますわ。

二階堂千鶴
上様と言えど、この数が相手ではどうにもなりますまい。さあ、やっておしまい!

エミリー
どこまでも逆らうつもりか……やむをえぬ!

二階堂千鶴
……まあ、こんな感じですわね。いかがかしら?

野々原茜
そうだね。とりあえず、どういう悪役なのかもう少し考えた方がいいんじゃないかな?
(台詞数: 27)