北沢志保
島ね。
望月杏奈
島だね……。
北沢志保
無人島かしら。
望月杏奈
お約束だと、そうだね……。
北沢志保
さて…………
北沢志保
どうしよう……。
望月杏奈
ね……。救助、来るかな……。
北沢志保
来てもらわなきゃ困るわ……。
北沢志保
でもまぁ、うちの事務所よく分からない技術力あるからなんとかなりそう。
望月杏奈
確かに……。
北沢志保
さて、当面の問題は……食糧かしら。
望月杏奈
あ、杏奈……餃子持ってるよ……。
北沢志保
なんて?
望月杏奈
あ、杏奈……餃子持ってるよ……。
北沢志保
一字一句繰り返せと言う意味ではなく。
北沢志保
えっ、いや、え? なんで無人島に漂流した時に餃子持ってるの?
望月杏奈
ポッケに、入れたの忘れてた……。
北沢志保
なぜ餃子をポケットに入れるのよ!?
望月杏奈
よい、しょと……ほら……。
北沢志保
冷凍餃子……なら……まぁ……。
北沢志保
いやだとしてもポケットには入れなくない!?
望月杏奈
電子レンジ、あるかな……。
北沢志保
あるわけないでしょ……。電気が通ってるわけもないし……。
望月杏奈
あった……。
北沢志保
は??????????????
望月杏奈
コンセントも……刺さってる、よ……。
北沢志保
あ、うん。よかったわね。
望月杏奈
ツッコミサボった……。
北沢志保
いやもうツッコミきれないわよ……。
望月杏奈
あ、チンできた……。
望月杏奈
…………。
望月杏奈
志保、お箸持ってる……?
北沢志保
いやそんなの持ってるわけ……
望月杏奈
だよね……。熱々の餃子……どうしよ……。
北沢志保
あった……。
望月杏奈
ふぇ?
北沢志保
や、なんか……髪に引っかかってた……。
望月杏奈
えぇ……。
北沢志保
わ、私だってなんでかわかんないわよ!
望月杏奈
まぁいいや……食べよ?
北沢志保
そうね……お腹は空いたし……。
望月杏奈
はい、あーん……。
北沢志保
は?
望月杏奈
おはし、一つしかないし……食べさせてあげる……。あーん。
北沢志保
…………あむ。あ、おいし。
望月杏奈
えへー……。ほんとだ、おいし……。
(台詞数: 46)