田中琴葉
はあ…。今日のレッスンもハードだったわね…。
田中琴葉
でも、疲れた体にしじみ汁が沁みるのよね～。塩分の補給にもなるし。
田中琴葉
あれ?ポットに何か貼ってある…?
田中琴葉
…『しじみ汁禁止』!?
永吉昴
ははっ!どうやら見てしまったようだな、琴葉!
田中琴葉
昴ちゃ～ん?これは何かしら?もしかして、仕返しのつもり?
田中琴葉
言っておくけど、野球を禁止にしたのは危険だからであって、しじみ汁は別に…
永吉昴
衛生的によくない。
田中琴葉
…えっ?
永吉昴
『貝のような足の早い具の味噌汁をポットで保存するのは、衛生的に好ましくない』
永吉昴
…そう言ってるんだぜ、オレは。
田中琴葉
あ…?あ…?
永吉昴
…ああ、わかるぜその顔。『お前ってそんなキャラだったの!?』って思ってるだろ。
永吉昴
勝手に同類だと思っていて、実はオレが料理が得意と知ってしまった時のジュリアと同じだ…。
永吉昴
…まあ、それはいいや。取引をしようぜ。
田中琴葉
…取引?
永吉昴
簡単だよ。オレは野球をする。琴葉はしじみ汁を飲む。お互いジャマはしない。
永吉昴
公平な取引だろ?
田中琴葉
そんな…!?そんなこと…。
永吉昴
(とはいえ、琴葉のことだから取引には乗らないだろうな。しじみ汁を我慢することになっても。)
永吉昴
(まあ、琴葉が長い間禁しじみ汁を続けられるわけもないし、今はこれで十分か。)
田中琴葉
…昴ちゃん。私はそんな取引には応じないわ。
永吉昴
へえ…。そうかよ。
田中琴葉
野球でもなんでも、勝手にやればいいじゃない!
永吉昴
琴葉ぁ!?お前、実は自分に超甘くないか!?
田中琴葉
あ、でもフリーズドライなら昴ちゃんの言ってた問題点もクリアできちゃうわね♪
田中琴葉
というわけで、野球は禁止のままで。
永吉昴
ち、ちくしょおおおおお～!!
(台詞数: 28)