高坂海美
なおーの部屋ってさ。
七尾百合子
何というか、少し寂しいですよね。
横山奈緒
いきなりどうしたんや、2人とも。
高坂海美
私、前から思ってたんだ。
高坂海美
なおーの部屋、もっと可愛く出来るんじゃないのかなー、って。
横山奈緒
いや、十分やろ。リコッタの皆のポスター貼っとるし。
横山奈緒
正直、これでだいぶお釣り来るぐらいの可愛さあると思うんやけどなあ。
高坂海美
いや、まだ足りないよっ!なおーの可愛さは、このポスター程度じゃ収まらない!
横山奈緒
わっ、急に大きな声出しなや、海美。
高坂海美
私、今から良い物買ってくる!待っててね、なおー!それじゃっ!
横山奈緒
あっ、ちょっと待……行ってもうた。何するつもりなんやろ。
横山奈緒
……。
横山奈緒
……で。そこのツッコミ待ちっぽい格好してる百合子。ツッコんだるわ。
七尾百合子
はい!何でしょうか!
横山奈緒
……その格好はどないしたん?
七尾百合子
これですか?奈緒さんのお部屋に少しでも可愛さを添えようと思いまして!
七尾百合子
家からここまで着て来ちゃいました!
横山奈緒
ああ、うん。頼むからその格好で私の家から出んといてな。
七尾百合子
色違いがあと3着ぐらいあるので、奈緒さんもお一ついかがですか?
七尾百合子
ピンク・紫・橙・虹色からお好きな色を選んでいただけたら、お持ちしますよ!
横山奈緒
色々ツッコみたいけど、虹色だけは持ってきた瞬間燃えるゴミに送らせてもらうわ。
七尾百合子
ツレないですねー……。
横山奈緒
いや、部屋に可愛さとか別に要らんやろ。誰かに見せるわけでもなし。
七尾百合子
いえいえ。可愛い部屋だと、こう……何というか、元気が出たりしませんか?
横山奈緒
分からんなぁ……。プライベートやし、そこまでこだわらんでもええと思うんやけど。
高坂海美
たっだいまー!
七尾百合子
あっ、お帰りなさい!海美さん!
横山奈緒
おかえり。袋なんか抱えて、何買ってきたんや?
高坂海美
うん!見て見て。こういうのとか、なおーの部屋に合うんじゃないかなって!
横山奈緒
これは……花の形の時計やな。結構値段張ったんちゃう?
高坂海美
そうでもないんだ。最近じゃ、こういうのも結構安く売ってたりするんだよ。
高坂海美
これに電池を入れて、時間を合わせて……っと。
高坂海美
はい!どうかな、なおー!ちょっと可愛さ上がったと思わない?
横山奈緒
いや、時計一つでそんなにガラっとは変わらん思うけど……でも、せやな。
横山奈緒
ちょっと、可愛い雰囲気は出たかもやな。ありがと、海美。
横山奈緒
それと、百合子もな。
七尾百合子
えっ、私ですか?
横山奈緒
さっきの話も、百合子なりに私の事、気遣ってくれてたんやんな。
横山奈緒
機会があったら、見せてもらってもええ?虹色以外。
七尾百合子
ええ、喜んで!
七尾百合子
ええ、喜んで!……虹色は嫌いですか?
横山奈緒
いや、単純にファッションセンスが無さすぎやろ。何やねん虹色ルームウェアって。
七尾百合子
そんなぁ……私時々部屋着に使ってるんですよ?虹色roomwear。
横山奈緒
虹色lettersみたいに言うのやめーや。
七尾百合子
君と着た 虹色のウェア
横山奈緒
ボケるんならもっと自信ある表情でボケんかい。
高坂海美
あっ、虹色ルームウェアなら私も持ってるよ!あれ、意外と暖かいんだよね!
横山奈緒
えっ、私まさかの少数派?
七尾百合子
持っててよかった虹色ルームウェア!友達の輪が広がりますね!
横山奈緒
別にいらんわ、そんな繋がり。
(台詞数: 50)