こちら765プロライブシアター内お風呂場
脚本家
nmcA
投稿日時
2020-12-02 15:20:56

脚本家コメント
【お風呂場のヒミツ】
それはそれとして、貼り紙は増えたらしい。

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秋月律子
確かに人生で一度はやってみたいって思うわよね。わかるわ。
野々原茜
でしょでしょ?
秋月律子
でもね……
秋月律子
でもね……どこの世界にお風呂いっぱいにアイスクリームを入れる人間がいるのよ!
野々原茜
大丈夫だよ。アイスはちゃんとカップに入ったままだから!
秋月律子
そういう問題じゃないでしょ! さっさと片付けなさい!
野々原茜
えー、さっきは人生で一度はやってみたいって言ってたのに。
秋月律子
あれはお金が入ったお風呂の話。アイスのお風呂なんて想定していません。
野々原茜
でもー……
秋月律子
なによ、片づけたくない理由でもあるの?
野々原茜
律子さんは入ってみたくないの、アイスのお風呂。
秋月律子
こんな時期にそんなお風呂に入ったら風邪をひくわ。温かいお風呂が一番よ。
野々原茜
甘い! 甘いよ、律子さん! ここにあるどのアイスよりも甘い!
野々原茜
大事なのは身体の温度じゃなくて心の温度なんだよ! ほら、顔を近づけてみて。
秋月律子
……甘い匂いがするわね。
野々原茜
そう! この甘~い匂いがストレスも胃の痛みもどっかに吹き飛ばしちゃうよ!
秋月律子
いや、胃には効かないでしょ。でも、ストレスには良さそうね。
野々原茜
でしょ? いやぁ、近所のアイスを買い占めたかいがあったよ。
秋月律子
道理で多いと思ったわ。スーパーをいくつ回ったのよ……。
野々原茜
茜ちゃんはやりたいことには全力を尽くす主義なのだー。
秋月律子
それじゃあトップアイドルになりたい茜にはレッスンを3倍にしてあげようかしら。
野々原茜
いや、それはちょっと……。
秋月律子
安心して。紗代子もつけてあげるから。
野々原茜
それ、3倍じゃ済まなくなるよね!?
秋月律子
大丈夫よ! これだけのアイスを一人で持ってきたんでしょ? 楽勝じゃない。
秋月律子
それがイヤなら、そうね……
秋月律子
それがイヤなら、そうね……本当のことを話してもらおうかしら。
野々原茜
……なんのことかにゃ?
秋月律子
これをやったの、アンタじゃないでしょ、ってこと。
野々原茜
いやいや、茜ちゃんはアイス風呂に入りたくて。
秋月律子
そこがおかしいの。茜ちゃん人形みたいな茜要素が全くないじゃない。
野々原茜
それはたまたまっていうか……。
秋月律子
違うわね。私が知っている野々原茜は、たまたまでもこんな雑で無意味なイタズラはしないわ。
秋月律子
自分を売り込むためには手を尽くして手を抜かない。そういうアイドルよ。
野々原茜
律子さん……
秋月律子
なにびっくりしてるの。私は将来、プロデューサーになる女よ?ほら、白状しなさい。
野々原茜
うう……実は……
野々原茜
……
秋月律子
……
秋月律子
なるほど。たまたま居合わせて……。
野々原茜
うん。誰かに掃除されちゃったら大変だから見張っていたわけ。それで……
秋月律子
怒らないわよ。というか、本人が怒るべきかどうか困りそうね。
野々原茜
あ。
秋月律子
気づかなかったのね。まぁ、任せなさい。ここからは私も協力するわ。
野々原茜
いいの!?
秋月律子
乗り掛かった舟、ってやつよ。
秋月律子
さぁ、環と海美の気持ちを全力でサポートするわよ。
秋月律子
「琴葉をリラックスさせよう大作戦」、絶対成功させるんだから!
野々原茜
おー!

(台詞数: 49)