高山紗代子
ですから私は納得出来ないんです!
二階堂千鶴
そ、そう言われましても…
高山紗代子
どうしてそんな事を言うんですか?私はおかしいからおかしいと言っているのに…
二階堂千鶴
だってそれは紗代子個人の感想ですし…
高山紗代子
感想を言っちゃダメなんですか?
二階堂千鶴
ダメではありませんが…
二階堂千鶴
ダメではありませんが…それを聞かされる方の身にもなって欲しいですわ。
高山紗代子
何か言いました?
二階堂千鶴
いえ、何でも。
高山紗代子
とにかく、私はこの悪しき習慣が許せないんです。
二階堂千鶴
悪しきって、昔からの文化ですわよ?
高山紗代子
だから何なんです?古ければ良いものだと言いたいんですか?
二階堂千鶴
そういう訳ではありませんが…
高山紗代子
だったら!改善要求をするべきなんです!
二階堂千鶴
改善要求って…一体どこにするつもりですの?
高山紗代子
え?
高山紗代子
え?えーと、労働組合…とか?
二階堂千鶴
アレに労働組合ってあるのかしら?
高山紗代子
と、とにかく私は現状打破をしたいと…
木下ひなた
(ガチャリ)お疲れさんだよぉ。
二階堂千鶴
あら、ひなた。お疲れ様。ロケから帰って来たのね。
高山紗代子
ひなたちゃん、お疲れ様。ところでそのりんごはどうしたの?
木下ひなた
ロケ先の農家さんからたくさん貰ったからおすそ分けに持って来たんだぁ。
二階堂千鶴
まぁ、太っ腹な農家さんですわね。では遠慮なくいただきましょうか。
木下ひなた
ところでなまら大きな声が聞こえてたけどどうかしたのかい?
二階堂千鶴
あら、外まで聞こえていたのですわね。紗代子が大声出すから。
高山紗代子
あはは…ちょっと興奮しちゃいましたかね。
木下ひなた
で、何かあったのかい?
二階堂千鶴
原因はコレですわ。
木下ひなた
あたしが北海道に帰省した時のお土産だねぇ。
高山紗代子
そう、木彫りの熊!
木下ひなた
あたしの叔父さんが彫ったんだよぉ。気に入ってくれたかい?
二階堂千鶴
いえ、だからこれが原因で紗代子が荒ぶっているのですが…
木下ひなた
ん?どういうことだい?
高山紗代子
ひなたちゃん!どうしてこの熊は鮭の背中を咥えているの?
二階堂千鶴
だからそれは昔からそうでしたし…
高山紗代子
背中なんておかしいじゃない!尻尾じゃないなんて!
二階堂千鶴
だからそれは紗代子のたい焼きの食べ方であってそれを木彫りの熊に押し付けるのはどうかと…
木下ひなた
あ、それ鮭じゃないらしいべさ。
高山紗代子
え、そうなの?木彫りの熊といえば鮭だとばかり…
二階堂千鶴
確かによく見ると鮭とは少し違うような…
高山紗代子
あ、サーモンかな?ニジマスとかも鮭の仲間だったよね。
二階堂千鶴
サイズが違い過ぎますわ。
木下ひなた
あたしもよく知らないんだけど叔父さんが言うにはタキタロウっていうらしいんだわ。
高山紗代子
え?何それ?そんな種類の魚がいるの?
木下ひなた
どうなんだろうねぇ?
二階堂千鶴
タキタロウって…ひなたの叔父様、釣り◯チ三平世代じゃないと分からないネタを使うとは…
(台詞数: 47)