菊地真
おはようございま〜す。
ってあれ、なんだろこのヌイグルミ。海美、知ってる?
ってあれ、なんだろこのヌイグルミ。海美、知ってる?
高坂海美
さあ、私が来た時にはもうあったよ。こんなに沢山なんだろうね?
二階堂千鶴
ふぅ、これでおしまいかしら……あらごきげんよう、二人とも。
菊地真
千鶴さん、お疲れ様です。これ、千鶴さんが出したんですか?
二階堂千鶴
ええ。ライブで使う小道具がずいぶんと汚れてましたから、洗濯と除菌をと思いまして。
高坂海美
へぇ、そんなことするなんてさすがはちづるん、女子力高いね。
菊地真
ほんとほんと、ボクなら全然思いつかないや。家では召使いの人とかがやってそうなのに。
二階堂千鶴
まあ家ではわたくしの受け持ち…じゃない、なるべく自分でやれというのが我が家の教えですから。
二階堂千鶴
さて、それでは部屋干しを……あら、このぬいぐるみ、耳が少し取れかかってますわね。
高坂海美
あ、ほんとだ。美咲ちゃんなら直せるかな?
二階堂千鶴
これぐらいならわたくしで出来ますわよ。えっと針と糸は、と。
菊地真
え、普段からそういうの持ってるんですか?
二階堂千鶴
ええ、ボタン付けたりちょっとした手直し用にですわね。この色の糸はあったかしら……
菊地真
(なるほど。すごいなあ、ボクなんて針と言えば釣り針と鍼治療ぐらいしか縁がないってのに)
高坂海美
(縄跳びなら持ってるけど、全然違うよね……)
二階堂千鶴
あったあった。それでは針に糸を通して、と。
菊地真
(わ、すごい。簡単に糸を通してる。手馴れてるって感じするなあ)
二階堂千鶴
始めますわ!
二階堂千鶴
ζ(〳•̀ᴗ•́)〵
二階堂千鶴
ζ(〳•̀ᴗ•́)〵ノi
二階堂千鶴
ζ(〳•̀ᴗ•́)〵ノiω・)
二階堂千鶴
ζ(〳•̀ᴗ•́)〵ノi~・ω・)
二階堂千鶴
ζ(〳•̀ᴗ•́)〵ノi~~∪・ω・)
二階堂千鶴
ζ(〳•̀ᴗ•́)〵ノi~~~(∪・ω・)
高坂海美
(なんであんなスイスイ縫えるんだろ、私がやるとちっともまっすぐにならないのに)
二階堂千鶴
それじゃあ最後に糸を玉どめして、と。うん、いい出来ですわ。
菊地真
はあ、やっぱり千鶴さんって大人の女性って感じしますね。
二階堂千鶴
そ、そうかしら?
高坂海美
ほんと。私たちとは全然違うや。
二階堂千鶴
まあこれくらいセレブなら当然のスキルですわ、おーっほっほっ……ゲホゴホッ。
菊地真
なるほど、女子力磨きの参考になるな……
菊地真
あっそうだ。ねえ海美、大人っぽいこともいいけどさ、せっかくだし可愛いトレーニングやらない?
高坂海美
いいね。うん、やろうやろう!ちょうど可愛いぬいぐるみもたくさんあるし。
二階堂千鶴
なんですのそれは。可愛さなんてトレーニングで身につくものなんですの?
高坂海美
何言ってるのちづるん、こういうのは日々の積み重ねが大切なの。アイドルと同じだよ!
菊地真
そうですよ、千鶴さんもよかったら一緒にやりませんか?
二階堂千鶴
かまいませんけど、何をなさるおつもりですの?
菊地真
そうですね。じゃ、ラブリーキュートなぬいぐるみたちの気持ちになって会話するということで。
高坂海美
うん!よーし、それじゃ私はこのウサギね!
菊地真
じゃ、ボクはこっちの猫ね。
二階堂千鶴
ようするにぬいぐるみでごっこ遊びですわね。わたくしはこの子にしようかしら。
菊地真
よし、それじゃスタート。こんにちはウサギさん……まずはこんなとこからかな?
高坂海美
はいはいこんにちは猫さん……うん、いい感じだと思うよ。
二階堂千鶴
ガオー!怪獣が、街を壊しにやってきたぞ〜!
菊地真
え?
高坂海美
えっ?
二階堂千鶴
あら、何か変だったかしら?
(台詞数: 47)