双海亜美
亜美です!
双海真美
真美です!
双海真美
「あみまみ」で～す!みんな、よろよろ～!
双海亜美
早速だけどさ真美、ママが好きな看板があるんだけど、名前がわかんないらしいんだよ。
双海真美
好きな看板の名前を忘れるって、どーゆーこと!?
双海真美
じゃあ真美もママの好きな看板を考えてあげるから、どんな特徴があったか教えて?
双海亜美
地方でよく見かける、赤と白のブリキの看板なんだって。
双海真美
地方でよく見る赤と白の看板?それって……。
双海真美
「マルフク」やないか。
双海真美
その特徴は完全にマルフクだよ!すぐにわかったよ!
双海亜美
それがね、わかんないんだよ……。
双海真美
なんで?マルフクしかないっしょ?
双海亜美
亜美もマルフクだと思ったんだよ?でもママが言うには……。
双海亜美
地元の権力者の家の壁に必ず設置されてるらしいんだよ。
双海真美
ほなマルフクと違うか～。
双海真美
お金持ちの家の壁にマルフクの看板は合わないもんね。
双海真美
あれは木造の壁か錆び付いたトタンの壁に貼ってあるからエモいんだよ。
双海真美
マルフクじゃないね。他に何か言ってなかった?
双海亜美
電話番号が書かれてるんだけど、誰もかけたことがないらしいんだよ。
双海真美
マルフクやないか!
双海真美
そもそも何の会社なのかわかんないのに、電話をかける勇気は無いよ!
双海真美
マルフクはそーゆー会社なんだから!マルフクで決まりっしょ!
双海亜美
亜美もマルフクだと思ったんだよ?でもママが言うには……。
双海亜美
その看板に触ると、ラブラブ両想いになるって噂があるんだって。
双海真美
ほなマルフクと違うやないか!
双海真美
マルフクの看板にそんなオカルト要素は無いよ!
双海真美
マルフクの看板に触っても、ちょっと錆が手につくくらいなんだから!
双海真美
もうちょっと何か言ってなかった?
双海亜美
数十年ぶりに見たら、真っ白で何も読めない看板になってたって。
双海真美
マルフクやないか!
双海真美
赤い看板は日に焼けて白くなる運命(さだめ)なんだよ!
双海真美
文字が読めない上に、何をしている会社なのかわからないの!
双海真美
そうなったらもう人類はお手上げなんだよ!マルフクだよこれは!
双海亜美
それを聞いて亜美もマルフクだと思ったんだよ。でもママが言うには……。
双海亜美
その看板の隣には「車でお金」「神と和解せよ」って看板が貼ってあるんだって。
双海真美
マルフクやないか!
双海真美
それらの看板はマルフクの親戚みたいなものだからね!
双海亜美
さらにその隣には、探偵社と公明党のポスターが貼ってあったって。
双海真美
マルフクやないか!
双海真美
それらのポスターもマルフクにとって後輩みたいなものだからね!
双海真美
マルフクは全てを受け入れてくれるんだから!決まりだね、ママが好きな看板はマルフクだよ!
双海亜美
でもママが言うには、マルフクではないって。
双海真美
ほなマルフクと違うやないか!
双海真美
ママが「マルフクじゃない」って言ってるんだから、それはマルフクじゃないよ!
双海真美
てか先に言ってよ!真美が他の看板との関係性を熱弁していた時、どう思ってたんだよ!
双海亜美
それで、パパにも聞いたんだけど。
双海真美
パパに!?
双海亜美
「求人のVanilla」じゃないかって。
双海真美
いや、絶対に違うっしょ!いい加減にちなさい!
双海亜美
どうもありがとうございました～!
(台詞数: 50)