百瀬莉緒
ハーイ♪ 皆さん、お待たせ～
私たち「ジュリオノーラ」よ!
私たち「ジュリオノーラ」よ!
ジュリア
よろしくなー
でさっそくだけど、ちょっと聞いて欲しい事があってさ
でさっそくだけど、ちょっと聞いて欲しい事があってさ
百瀬莉緒
悩み相談? いいわよ。
なんでもお姉さんが聞いちゃうわよ～!
なんでもお姉さんが聞いちゃうわよ～!
ジュリア
あのさ、あたしまだ上京して、一度も「G」に会ったことないんだけど
百瀬莉緒
「G」? あぁ、Gはねぇ……
あれはイヤよねぇ。
急に出くわしたら
あれはイヤよねぇ。
急に出くわしたら
ジュリア
実家が田舎だったからさ、
「G」ほとんど観ないんだよ
「G」ほとんど観ないんだよ
百瀬莉緒
あれ～?
でも、ジュリアちゃん、この前シアターで怯えてなかった?
でも、ジュリアちゃん、この前シアターで怯えてなかった?
ジュリア
まぁ確かに劇場にいるけどさ
ジュリア
ほら、なんつーの?
やっぱ、外では「A」とか
「B」に会うじゃん?
やっぱ、外では「A」とか
「B」に会うじゃん?
百瀬莉緒
(「A」とか「B」……?
え、これ私の知ってる「G」の
話じゃない?)
え、これ私の知ってる「G」の
話じゃない?)
ジュリア
あたしの見立てでは、な?
ホントは服とかの関係で、もっと大きいのかもしれないけど
ホントは服とかの関係で、もっと大きいのかもしれないけど
百瀬莉緒
……
百瀬莉緒
……はっはーん?
(これもしかして
「上半身の方の「G」」の話?)
(これもしかして
「上半身の方の「G」」の話?)
ジュリア
「G」はさ……衝撃走るじゃん。
間近で見るとうおぉって感じで
間近で見るとうおぉって感じで
百瀬莉緒
(あ、いや、でも
どっちかしら……?
まだ判別つかないわ)
どっちかしら……?
まだ判別つかないわ)
ジュリア
特にこう……家の中で会うと。
ヤバい。やっぱデッカイと……
ビビっちまうな
ヤバい。やっぱデッカイと……
ビビっちまうな
百瀬莉緒
……うん、まぁその～～
色んな?意味でね。うん
色んな?意味でね。うん
ジュリア
うわわわっ! ってさ、
後ずさりしちゃうじゃん
後ずさりしちゃうじゃん
百瀬莉緒
うーん、そう……ね?
百瀬莉緒
(全っ然、特定できないわ。
ジュリアちゃんが乙女なのか、
男みたいな感性の話なのか……)
ジュリアちゃんが乙女なのか、
男みたいな感性の話なのか……)
ジュリア
出来れば会いたくないんだけど、見てみぬふりを続けるのもどうかなって最近想ってきて……
百瀬莉緒
(こっちから仕掛けてみるか)
それでいうと――
「F」も相当大きいわよね
それでいうと――
「F」も相当大きいわよね
ジュリア
あぁ「F」ね? Fには結構なじみあるよ。住まいも7Fだし、床も「F」だしさ
百瀬莉緒
(……あれ? これもしかして
「私の知らない住宅用語」の話とかだった??)
「私の知らない住宅用語」の話とかだった??)
百瀬莉緒
……うーん。それなら――
「H」も分かるでしょ?
「H」も分かるでしょ?
百瀬莉緒
ええっと……
私、いまだに「1H」とか、
分からなくてねー
私、いまだに「1H」とか、
分からなくてねー
ジュリア
1H!?
百瀬莉緒
えっ、あ、うん
ジュリア
莉緒姉!
1Hはヤバすぎるだろ!!
1Hはヤバすぎるだろ!!
百瀬莉緒
えっ、えっ……そうなの?
ジュリア
「G」の上のやつ、出てきちゃってるじゃん……大丈夫なのか?
そんなんで莉緒姉は
そんなんで莉緒姉は
百瀬莉緒
そうなんだ……ゴメン……?
ジュリア
いや、いいよ。
別に謝ることじゃないし
別に謝ることじゃないし
ジュリア
しかしスゴいな。
さすが莉緒姉、大人だぜ……
凄いこと知ってるな
さすが莉緒姉、大人だぜ……
凄いこと知ってるな
百瀬莉緒
あぁ、そう……
百瀬莉緒
(????)(どうしよう、ダメ全然分からないわ。私は今いったい何を話しているの??)
ジュリア
でもやっぱ「G」は怖いよな。出会ったら鳥肌立っちゃうもん。パンク好きのあたしでも
百瀬莉緒
そうだね「G」はね……うん……
(「G」とは……?)
(「G」とは……?)
ジュリア
だから対策、対策というか勉強しとかないと。Cまで行くとさ、覚悟が必要になってくるから
百瀬莉緒
(「C」!? A,B,Cの「C」!)
(あぁ!これもしかして「男女のABC」とかの話!?)
(あぁ!これもしかして「男女のABC」とかの話!?)
百瀬莉緒
(……えっ、その
「G」って何!?)
「G」って何!?)
ジュリア
だから「G」は怖い
百瀬莉緒
怖いんだ……?
ジュリア
衝撃が走る。家の中で会うと。
デカすぎて
デカすぎて
百瀬莉緒
衝撃が走るんだ? 家の中で会うと。アウト? デカすぎて……
な、何が? ナニが??
な、何が? ナニが??
ジュリア
いやだから、あたしも分かんないんだって! 会ったことないから!
百瀬莉緒
あぁ、そうね……
そう言ってたわね……
そう言ってたわね……
百瀬莉緒
(え、もし男女のABCの発展形だとしたら――Gヤバくない? Dですら興奮するんだけど)
百瀬莉緒
(ちょ、ちょっと待って……どんどん分からなくなってきた。どの……どの「D」!?)
ジュリア
「F」までは、その……
経験あるから。
あたしは大丈夫なんだけど
経験あるから。
あたしは大丈夫なんだけど
百瀬莉緒
えっ、えっ、あの「F」は床の、フローリングの「F」なのよね?
ジュリア
フローリング?
いや、っていうか「G」の「F」っていうか
いや、っていうか「G」の「F」っていうか
百瀬莉緒
「G」の「F」!?
百瀬莉緒
え、ちょっと待ってこれ――
どっち!?
どっちの、何の話!????
どっち!?
どっちの、何の話!????
ジュリア
いやだから「ABCDEF」の「G」の話だって!!
百瀬莉緒
そうじゃなくてぇ!
それは……それは一体
「何を例えている」の??
それは……それは一体
「何を例えている」の??
ジュリア
例える……?
おい、莉緒姉、
何を言ってるんだ??
おい、莉緒姉、
何を言ってるんだ??
百瀬莉緒
わ、わ、わ……
わかんなーーーーーいっ!!
イヤぁあぁああ!! GのF!!
わかんなーーーーーいっ!!
イヤぁあぁああ!! GのF!!
ジュリア
どどど、どうした莉緒姉!?
急に発狂し出して――
ま、まさか……
急に発狂し出して――
ま、まさか……
ジュリア
皆、莉緒姉が「H」になっちまった。ここまでサンキュー。続きはまた今度。合言葉は――
(台詞数: 60)