天海春香
これはPさんの数年前に亡くなった大好きだった、お婆さんの話です。
天海春香
亡くなる数年前お婆さんは近所の人から色々貰うようになりました。使える物も有りました…
天海春香
だけど壊れているのを隠してTVを渡す知り合いもいました。田舎は近所の仲が良いのもあります…
天海春香
だけど根性が悪い人もいました…Pさんは言いました。婆ちゃん騙されたらいかんぞ!あいつら!
天海春香
仲良いのを利用してゴミを押し付けるクズだぞ!許せんなふざけやがって!
天海春香
Pさんは怒りました…ちょうど、その時は廃品回収にお金が掛かるのが始まりTV等を押し付けた…
天海春香
Pさんは気づいて更にイライラしていました…仲良くやってたらこれかよ!婆ちゃん騙されるなよ。
天海春香
Pはお婆ちゃんに言いました…それからは毎回お婆ちゃんの家に行き何も貰ってないか見ました!
天海春香
そして少し過ぎた時、お婆ちゃんが足を悪くしました…何でいきなり!?虫に噛まれて悪くなった…
天海春香
お婆ちゃんは言いました…それからも足は悪くなり病院に行くかと言ってもお婆ちゃんは行きません
天海春香
この時気づいておけば良かった…あれの存在に…。そして少しして病院で…
天海春香
お婆ちゃんは亡くなりました…Pさんは今までで一番泣きました…入院してからも病気が見つかり…
天海春香
最後は意識不明だったので悲しかったそうです…何でいきなり苦しまなくちゃいかんのだ!
天海春香
Pさんはやりきれなくなりました。そして少ししてからお婆ちゃんの家に片付けに行きました。
天海春香
確かここで飯食ってたな〜(笑)その時は悲しみよりも思い出で笑っていました(笑)
天海春香
ガラッ!この部屋で婆ちゃん化粧してたな懐かしいぜ…そこに見慣れない物があった…
天海春香
何だ?このデカイの布が被せられてる…こんなのいつの間に?
天海春香
Pさんは嫌な気配を感じながら…布をめくりました…それはデカイ姿見の鏡でした…
天海春香
Pさんは母を呼びました!母さん鏡が…何でこんなのがあるんだよ!
天海春香
母は驚きました…何よこれは!確かお母さんが鏡を近所のおばさんから貰ったと聞いたけど…
天海春香
こんな鏡だったなんて…まさか母さんはこの鏡のせいで悪くなったかもね…
天海春香
昔聞いた事あるのよ!鏡は持ち主の色んな物を写すから人から貰うな!ってね。
天海春香
お母さん…何でこんな物を…馬鹿な物貰って来て…。母は悲しい顔をしていました…
天海春香
Pさんは鏡を割ろうとしました!お母さんは止めました…馬鹿!割ったら、あんたに何か来るよ!
天海春香
こんな物は布被せて回収業者に片付けてもらおう!母の言葉で我に返ったPさんは鏡に言いました…
天海春香
ふざけやがって…お前の元の持ち主を許さない!俺は恨んでやるからな!Pさんは悲しくなりました
天海春香
この鏡がお婆ちゃんの命を奪ったのかは分かりません…だけど何故鏡に気づかなかったのか…
天海春香
何故ふすま一枚開けた部屋にあるのに開けなかったのか…未だに後悔しています。
天海春香
昔から鏡は持ち主の不幸等を写すから他人に渡してはいけないと聞いたことがありました…
天海春香
Pさんは鏡の恐ろしさに気づいて今では少し前まで使っていた三面鏡を塞ぎました…
天海春香
ガムテープをはりチリ箱で押さえています…もう鏡で苦しまないように…
天海春香
終わりです…お婆ちゃんの話は少し書いていません。入院中の話は悲しいので…
天海春香
皆さんも鏡には気をつけて下さい!これは本当に危ないので…
(台詞数: 33)