七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
天海春香
可憐ちゃん、誕生日おめでとう!
篠宮可憐
あ、ありがとうございます!春香さん!
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ばばん!
七尾百合子
プレゼントに秘められた謎の香りの正体を暴け!
篠宮可憐
え、ええっ……わ、私のプレゼントにそんなものが?
天海春香
う、う～ん、これまでのことを考えるとどうかなって思うけど……
七尾百合子
今日は8月27日
七尾百合子
そう!765プロのエレガントアイドル、篠宮可憐さんの誕生日です!
七尾百合子
朝、可憐さんが事務所に顔を出すとそこには事務所の仲間が勢ぞろい!
七尾百合子
せーのっ、でおめでとう!の言葉を贈ると、代表して3人が可憐さんをお祝いしました。
七尾百合子
未来は、シナモンクッキーを、
七尾百合子
琴葉さんはバラの入浴剤を、
七尾百合子
そして歩さんは、可憐さんの成長を祝う言葉を贈りました。
七尾百合子
しかし、既にこの時には犯人の毒牙が可憐さんに忍び寄っていたのです。
七尾百合子
でれでれで～ん!
篠宮可憐
う、ううっ……怖いですよぉ……
天海春香
ほ、ほら、可憐ちゃん!いったんそのことは忘れて私からのプレゼントを受け取って!
天海春香
なんとっ!春香さん印のクッキーですよ、クッキー!
七尾百合子
それでは犯人、仮にPとしますが、Pは可憐さんへのプレゼントに何を仕掛けたのでしょうか。
七尾百合子
ここで名探偵七尾百合子の推理の鉄則!その2!見えるものに惑わされるな!
七尾百合子
プレゼントそのものではなく、プレゼントに共通するものを探すのです。
七尾百合子
可憐さんに贈られたプレゼントを復習してみましょう。
七尾百合子
シナモンクッキー……バラの入浴剤……成長を祝う言葉。
七尾百合子
これらがPにそそのかされて贈ったものだとすれば。もうお気づきですね?
七尾百合子
そう、Pは匂いの強いものを贈り、可憐さんの鼻をマヒさせようとしたのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!
篠宮可憐
うわぁ、なんだか、色んな匂いがしますけど、もしかして。
天海春香
うん、色んな種類のクッキーを作ってみたんだよ。
七尾百合子
歩さんが贈ったプレゼントは匂いに関係がないと思うワトソン諸君もいるかもしれません。
七尾百合子
しかし!それこそがPの狡猾なところ!
七尾百合子
私の"究極の洞察力(アルティメット・インサイト)"を欺くためにあえてそのままにしたのです!
七尾百合子
そんなPの魂胆も知らず、可憐さんは劇場の屋上に呼び出され、プレゼントを受け取ります。
七尾百合子
渡されたのは香り付きのリップグロス。きっと何かの薬が混ぜられているに違いありません。
七尾百合子
リップグロスを受け取り素直に喜ぶ可憐さんを見て、Pは何を思ったのでしょう。
七尾百合子
それはアイドルの誕生日の夜空にいつも浮かぶ満月だけが知っています……。
篠宮可憐
え、えへへ。どれもいい香りがします。食べるの、もったいないかも♪
天海春香
いやいや、ちゃんと食べてね。未来ちゃんと被るといけないからシナモンクッキーはないけどね。
篠宮可憐
あれ、やっぱり春香さんが教えたんですね。
七尾百合子
……え?
天海春香
な、なんでわかったの!?
篠宮可憐
だ、だって、未来ちゃんのクッキーから春香さんが使う小麦粉と同じ匂いがしましたから。
七尾百合子
(そ、そこまでの嗅覚だったなんて……)
天海春香
(可憐ちゃん、恐ろしい子ッ!!!)
七尾百合子
あれ?それじゃあ、リップグロスに染み込ませられた謎の薬品の匂いは!?
篠宮可憐
や、薬品の匂いだなんて……そんなものはなかったです。
七尾百合子
そ、そんなぁ～。ううっ!で、でもめげない!
七尾百合子
名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続くっ!
(台詞数: 50)