菊地真
何故か今朝から元気が満ち満ちているんだ!今なら何でもできそう!
星井美希
じゃあ試しに天下布武してみて!
天海春香
ちょっと美希、今日の真からは本当に何でも実現出来そうな怪しい気配出てきてるからさ。
天海春香
あんまり滅多なこと言わない方が言いと思うよ?
星井美希
確かに、なればお茶淹れて欲しいの。星井だけに。
菊地真
お茶の子サイサイ賽の河原!よーしお茶淹れてくるぞーぅ!
天海春香
ちょっと真、そんなにはしゃぐと隣の溶鉱炉に落っこちちゃうよ!?
菊地真
今日は大丈夫だって!パパっと煎れてくるね!
星井美希
あ、お茶が入ってる棚の隣に切り立った崖があるから注意して欲しいの!
菊地真
そんなのなんてことないよ!さーてお茶淹れるぞー!!
天海春香
さっきから意気込みだけでなかなか出発しないなあ。
菊地真
まあ冗談はここまでにして給湯室へガチャ
星井美希
あ、真くん!そっちのドアは給湯室じゃなくて大小様々なスーパーボールが所狭しとすし詰められた
星井美希
部屋なの……ああ!時すでにお寿司!スーパーボールの海に真くんが飲み込まれていくの!
星井美希
ちなみに危なくないように痛くないスーパーボールを使用しているの!
菊地真
あー危ない危ない。今日じゃなかったら確実に窒息して儚く散ってたよ。
菊地真
よーし!今度こそお湯の出る部屋へ赴くぞー!ガチャ
天海春香
真!そっちはこの世の各地にある冥界へと繋がる扉の一つだよ!
天海春香
生きながらにして辺境の魔の地に流し込まれるよ!
天海春香
ちなみに危くないように言うほど冥界じゃない冥界に繋がっています!
菊地真
あー危ない危ない。今日じゃなかったら永久に下界をさ迷い歩くところだったよ!
菊地真
というかよく考えたら給湯室こっちだった!
星井美希
あー危ない!そこには鋭利な角の箪笥があるの!そのまま進めば小指ぶつけていたいの!
星井美希
この流れで襲い来る突然な身近な恐怖!さしもの真くんも危ういの!
星井美希
ちなみに危なくないようにこの箪笥は煮凝りで出来てるの!
菊地真
あー危ない!正直やや当たったけど耐えた!今日じゃなかったら鈍痛に咽び泣いてたところだ!
菊地真
さて、とりあえずお湯を沸かすぞ!さーて蛇口を捻ってと!
星井美希
あー真くんそこは!あ、違う今度は春香の番だったの。
天海春香
危ない真!そっちの蛇口は文字通り蛇の口だよ!捻ると可哀想だよ!
天海春香
ちなみに危なくないようにその蛇は私こと天海春香が演じます!シャー
菊地真
一瞬戸惑ったけどキャストが春香なら何て事は無い!今日じゃ無かったら危うかったけど!
菊地真
というか春香と蛇口間違えないよ!こっちだねキュッキュ
星井美希
あー真くん!お湯を沸かすならやかんじゃなくてティファールを使った方がお得なの!
星井美希
ちなみにティファールは誰でも簡単にお湯が沸かせるけど今日の真くんだからなんか怖いの!
菊地真
わわー!美希の案じた通り!有り余る元気が災いしてティファールを投げ飛ばしてしまった!
天海春香
あわや大惨事!と思いきや不幸中の幸い!ティファールはプロデューサーさんに着地した!
星井美希
ああっ!でもそのプロデューサーが居るのは溶鉱炉の真ん中なの!あそこまで行かないと!
菊地真
よし、もうティファールじゃなくてやかん使うよ!今日じゃなかったら取りに行ってた!
天海春香
あ、でもそのやかんはリボンが着いてて一見私と見紛うよ!気を付けて!
菊地真
一見間違えそうだけどよくよく考えたら人間とやかんを見間違えるはずもない!
菊地真
よーし火にかけるぞ!コンロにかけてと。
星井美希
あーその捻るやつはコンロのじゃなくて溶鉱炉のやつなの!そっちの捻るやつ捻ると溶鉱炉!
天海春香
そろそろ初めてつっこむけど溶鉱炉言いたいだけだよね!
菊地真
ふぅ、その後色々なことがあったけど無事に茶を淹れる事が出来た!
天海春香
やっぱり一汗かいた後のお茶は美味しいね。
星井美希
こんな人生の些細な一コマにこんなにエキサイティングになれるとはやはり今日の真くんは違うの!
菊地真
そんな!誉めても炭酸ガスしかでないよ!
天海春香
何はともあれかんぱーい!
菊地真
かんぱーい!
菊地真
かんぱーい!ってこれめんつゆだ!
(台詞数: 50)