黒井社長
ー偽ハンターは鬼を追わないー
萩原雪歩
うう...やっぱり...だめですぅ...。
萩原雪歩
こんな私なんて...
萩原雪歩
穴掘って埋まってますぅ...。あうっ、掘れるような地面がありません...。
黒井社長
ー何事もないかのように偽ハンターは港区に向かうー
萩原雪歩
ああ!ハンターが第一京浜のほうに...。ハンターが増えちゃいますぅ!
萩原雪歩
でも...ハンターに近づくのも...怖すぎますぅ...。
黒井社長
ーハンターは鬼である雪歩には反応しないー
萩原雪歩
私が鬼なのはわかってるんですぅ...。
萩原雪歩
prprprprprprprprpr...
萩原雪歩
可憐ちゃんから電話...。
篠宮可憐
「今、雪歩ちゃんの匂いを頼りにそっちに向かってるわ。もう少しだけ、我慢して。」
萩原雪歩
か、可憐ちゃん...。私のために...。
篠宮可憐
「ただ、匂いだけで、憶測だけれども雪歩ちゃんとはまだ数km離れてるみたい...。」
篠宮可憐
「多分雪歩ちゃんがいるのは北品川ね。10分くらいかかるわ。それまで...耐えていて!」
萩原雪歩
耐える...っていうのは...。
篠宮可憐
「偽ハンターを北品川に引き留めること...。品川駅のほうに入らせちゃったら、終わりよ。」
萩原雪歩
引き留める...。
篠宮可憐
「お願い。これは雪歩ちゃんが強くなるチャンスよ。大丈夫。ハンターは貴女に何もしないから。」
篠宮可憐
「だから...。ハンターを信じてあげて...。」
萩原雪歩
ハンターを...信じる...。大丈夫、ハンターは何もしない、何もしない...。
篠宮可憐
「そうそう。それじゃあ、私も頑張って間に合わせるから...。」
篠宮可憐
～～～
萩原雪歩
はあ...。結局、ハンターと一緒にいることは変わらないんだな...。
萩原雪歩
ハンターは私に何もしない、か...。
萩原雪歩
一度だけ、信じてあげようかな...。
萩原雪歩
ところでハンターは...。
黒井社長
ー偽ハンター2体、港区まで残り100m ー
萩原雪歩
どうしよう...。もうあんなところに!第一京浜の、交差点は渡らせちゃいけない!待って!
萩原雪歩
はあ...はあ...。
黒井社長
ー偽ハンター2体、港区侵入まであとわずか。待っては、くれない...ー
萩原雪歩
だめ!だめ、行かないで!そっちはだめ!
萩原雪歩
ー雪歩の近くにー
萩原雪歩
ー野良犬ー
萩原雪歩
ぎゃあ!?犬ぅぅ!!
篠宮可憐
はぁ...はぁ...やっと追いついた。雪歩ちゃん!大丈夫?
萩原雪歩
ー犬に驚きハンターのほうへ突進する雪歩ー
篠宮可憐
雪歩ちゃん待って!そっちにはハンターがいるわよ!いいの!?
萩原雪歩
嫌!ですぅぅ!!きゃあっ!?
黒井社長
...
篠宮可憐
雪歩ちゃん!そのまま行けるわ!頭を触って!早く!
萩原雪歩
犬、こっちにこないで!!ナデナデ...ん?私何か触った?
黒井社長
...ナデナデ
篠宮可憐
やった。自然にできたじゃない。
黒井社長
〈ハンター消滅。港区まで残り2m。偽ハンター残り0体〉
萩原雪歩
はあ...はあ...
萩原雪歩
pppppppppppppppp
萩原雪歩
うわっ!一体なんの連絡ですか?
篠宮可憐
雪歩ちゃん。ミッションクリアよ。よく頑張ったじゃない。私の出る幕なんてなかったみたい。
萩原雪歩
えっ...?わ、私が...?本当ですか?...私、自分に、勝てました!みんな、ありがとう!
(台詞数: 50)