萩原雪歩
熱い…
萩原雪歩
熱いですぅ…
萩原雪歩
ずっと、その温もりを忘れられないでいます。
萩原雪歩
私、男の人がずっと苦手で…
萩原雪歩
指切りはちゃんとできたんですけど…
萩原雪歩
一度、意識しちゃうと、中々、思うようにはいかなくて…
萩原雪歩
勇気を振り絞って頑張ろうとするんですけど…
萩原雪歩
それでもやっぱ、あともうちょっとのところで引いちゃったりします。
萩原雪歩
私、面倒臭い女ですよね。
萩原雪歩
わかってます。
萩原雪歩
ここにいるみんなとは違って、私にはなんの取柄もないですから…
萩原雪歩
でも、それを口に出した時…
萩原雪歩
プロデューサーは、真っ先に否定してくれました。
萩原雪歩
私には私の良さがあるって…
萩原雪歩
雪歩には、雪歩にしかできないことがあるって…
萩原雪歩
それが何なのか、はっきりと明言はしてくれなかったんですけど…
萩原雪歩
それでも、そう言ってもらえるだけ、嬉しかったです。
萩原雪歩
私、幸せ者だなって思いました。
萩原雪歩
だから、一度、約束したみたいに…
萩原雪歩
その期待に、信頼に応えたいって思いました。
萩原雪歩
それで、その、どうしたら、応えられるかなって。
萩原雪歩
それをずっと頭の中で考えていたんですけど…
萩原雪歩
やっぱり出てこなくて…
萩原雪歩
でも私、思ったんです。
萩原雪歩
あの時みたいに、触れてみたら答えが出てくるんじゃないかなって…
萩原雪歩
それで、私なりにその手、この手、あの手を使ってみました。
萩原雪歩
やっと握れたその手は、やっぱりとても温かくて…
萩原雪歩
とっくにこの手を離れたはずなのに、まだ、すっごく熱いです。
萩原雪歩
だから、こうやって感じています。
萩原雪歩
目の前にはいないけれど…
萩原雪歩
こうして、あの手の温もりが思い出させてくれます。
萩原雪歩
私の素直な気持ちを…
萩原雪歩
もうだめですぅ…
萩原雪歩
出来る事ならいますぐ穴を掘って埋まっていたいです。
萩原雪歩
でも、もうちょっと、もうちょっとだけ…
萩原雪歩
この手に触れて、あなたのことを想わせてください。
萩原雪歩
熱い…
萩原雪歩
やっぱり熱いですぅ。
(台詞数: 38)