菊地真
今日はよろしくね!雪歩…いや、雪歩先生っ!
水瀬伊織
はぁ…どうして私までこいつの馬鹿に付き合わなくちゃなんないのよ…。
萩原雪歩
ま、真ちゃ〜ん…急にそんな事言われても、私、可愛くなる方法なんて教えられないよ…
菊地真
それだよ!!それ!そのちょっと潤んだ瞳で上目遣い…あ〜、やっぱり雪歩に頼んで正解だったよ!
水瀬伊織
や、やるわね雪歩……。
萩原雪歩
ええっ!?私まだなにも…
菊地真
くぅ〜っ!その困った顔で指をもじもじさせる仕草!雪歩、可愛いよ!よし、メモメモ…
萩原雪歩
あの、ま、真ちゃん?これ、漢字間違ってるよ。ペン借りるね?この漢字は…
水瀬伊織
こ、この身の寄せ方…!それに、ペンを借りつつさり気なく手に触れるなんて…雪歩あんた何者…?
萩原雪歩
あとね?真ちゃん。その……メモの取り方が男前すぎるから…えっとね…
水瀬伊織
そうね。真は可愛いを目指す前にその身に染みてる男らしさを減らしていく方がいいかもね。
菊地真
えっ!?男前??そっかなぁ。自分じゃそんなつもりないんだけど…。
萩原雪歩
わ、私はそういう真ちゃんも好き…だよ?
菊地真
それ!!いただき!メモメモっと…。
水瀬伊織
だから…メモの取り方が雑すぎんのよ。
菊地真
雪歩!もっと!もっとちょうだい!これなら僕も可愛くなれる気がするよ!
萩原雪歩
う〜ん…う〜〜ん…可愛い…可愛いかぁ……。
萩原雪歩
あっ!じゃあ…こう…てへっ?みたいなのとか…どうかな?
菊地真
それは違うかな。
萩原雪歩
うぅ…何で…。
水瀬伊織
雪歩はあれね。狙ってやると全然ダメなタイプよね。
水瀬伊織
まぁ?ど〜してもっていうならこの伊織ちゃんが可愛いの極意ってヤツを教えてあげてもいいわよ?
菊地真
えっ〜?伊織はいいよ。伊織のはなんか腹立つし。
水瀬伊織
なによあんた!!
萩原雪歩
ふ、二人とも落ち着いて?あ、お茶、用意するね。
菊地真
これだよ伊織!押し付けがましくなくて、かつさり気ない気配り…。くぅ〜っ!
水瀬伊織
くっ…。これは一本とられたわね…。
萩原雪歩
はい、どうぞ。熱いから気をつけてね?
菊地真
ありがとっ!ふぅ〜…やっぱり雪歩の淹れてくれるお茶は最高だよ!(ゴクッゴクッ)
水瀬伊織
あんたね…逆にどうやったらそこまで男前になれるのよ…。結構熱いわよこれ…。
萩原雪歩
えへへ…。でも真ちゃんはいつも一番美味しそうに飲んでくれるから…嬉しい。
水瀬伊織
くっ…!!何よ…こんなのでも受け入れる懐の深さ…!母性まで持ち合わせているってわけ…?
菊地真
伊織も熱いうちに飲んだ方が良いよ!ほら、出る釘は熱いうちになんとかって言うしさ!
水瀬伊織
あんた生き辛いレベルよそれ…。
水瀬伊織
雪歩はよくこんな馬鹿に付き合ってられるわよね。私だったら毎日100回は殴っちゃいそうだわ。
萩原雪歩
そんなことないよ伊織ちゃん。確かにちょっとお馬鹿さんなところはあるけど…。
萩原雪歩
一緒にいるだけで楽しいし…それに、気づいてないだけで、真ちゃんにも可愛い所いっぱいあるよ。
菊地真
そ、そうかな?
水瀬伊織
ないでしょ。
萩原雪歩
ううん。こうみえてちょっと怖がりな所とか、実はすっごい寂しがりな所とか…
萩原雪歩
あと甘えん坊さんだよね。それとやっぱり、真ちゃんは笑顔がとっても可愛くて素敵だよ。
菊地真
そ、そんなこというなら雪歩だって…。ほら、意外とイタズラっぽいとことか可愛いし…。
菊地真
面倒見も良くてさ、勉強とかも見てくれるし…。雪歩の方がずっと素敵だよ。
萩原雪歩
ううん…。そんなことない。私、いつも真ちゃんに頼ってばっかりで…。
菊地真
ち、違うよ雪歩。僕の方こそ雪歩にお世話になりっぱなしだし…。いつも感謝してるんだ。
萩原雪歩
真ちゃん…///
菊地真
雪歩…///
水瀬伊織
…
水瀬伊織
…うざ
(台詞数: 49)