萩原雪歩
ーー冬の終わりを告げる
萩原雪歩
春色に染まる花は咲き、新しい季節が街を彩っていた。
萩原雪歩
ーー『綺麗』
萩原雪歩
桜の下で微笑む少女の姿に、素直な感想をこぼす。
萩原雪歩
思わず隙をみせた自分の迂闊さに手のひらで顔を覆い隠す…。こんな緩んだ顔を見せられる訳には…
萩原雪歩
……。
萩原雪歩
ふぅ、どうやら、こちらの真意には気づかれていないようだ。
萩原雪歩
桜の花への気持ちと受け取ったのだろう。今感じた心の内を知られるのは色々と気恥ずかしい
萩原雪歩
まぁ、それを抜きにしてもこれは魅入ってしまう。時折吹く夜風も心地よい
萩原雪歩
歩くスピードは決して早くないが、雪歩のたどり着く場所は、いつも花を咲かせていた。
萩原雪歩
歌声を灯すのは、まるで雪に積もる情景…。白くて穏やかを象徴する世界
萩原雪歩
しばらくして、冬の訪れを感じる度に、萩原雪歩を連想するようになった
萩原雪歩
ーーああ・・・だからか
萩原雪歩
新しい出会いと別れ…桜の花が咲く頃は環境の変化を物語る
萩原雪歩
彼女の季節は終わる。
萩原雪歩
雪はとけて、春の花が咲くのは自然の道理だ。
萩原雪歩
ーーただ、それでも
萩原雪歩
桜が咲くように、雪もまた舞い落ちるものだ。
萩原雪歩
また、いつか来る未来に再会を約束しよう
萩原雪歩
雪歩の華が咲くステージに期待を思い描き、眼を閉じる
萩原雪歩
思い描いた遠い夢を、風に載せて…
萩原雪歩
……♪
萩原雪歩
「プロデューサー!」
萩原雪歩
「新入社員ガチャ、お疲れ様ですぅ」
萩原雪歩
ーーおい、待て・・・!
萩原雪歩
え、SR?だって…?ほら、この間イベントしたのに、あれ〜〜?
萩原雪歩
再会は、近場にあった。もう少し時間置いても、バチは当たらないと思うがな。
萩原雪歩
ーーそういえばバレンタインに
萩原雪歩
雪歩はビターなチョコレートをプレゼントする娘だったな
萩原雪歩
自信は持ち合わせてないのに、ナンバーワンよりオンリーワンにこだわりがあるみたいだ
萩原雪歩
そんな娘がいた事も、たまには思い出してねと主張してるのだろうか…?ただの憶測ではあるが…
萩原雪歩
ーー街に桜が舞う
萩原雪歩
それは遠い夢への約束が嘘に変わる瞬間でもあった…。
(台詞数: 33)