37000小隊 #2
BGM
Rebellion
脚本家
ちゃん@春の日
投稿日時
2015-12-28 15:22:40

脚本家コメント
20XX年水瀬財閥連合国は、連合国への加入(実質併合)を拒否し続ける箱崎財閥公国と戦争状態に入っていた。

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水瀬伊織
「なんなのよあいつ!!」
水瀬伊織
「指揮官である私の命令も聞かずに独りでぐいぐい行っちゃって!」
萩原雪歩
「でも、約束通り、足は引っ張らなかったよ?」
水瀬伊織
「そんなのわかってるわよ!!」
萩原雪歩
「ひぃっ!」
水瀬伊織
「問題なのはそこじゃないの!」
水瀬伊織
「独りで前線に出て行って、独りだけで相手の戦線を崩壊させる」
水瀬伊織
「あの戦い方…」
水瀬伊織
「まるっきり仲間(わたしたち)を信用してないみたいじゃない!」
真壁瑞希
「信用していないというよりは、貴方達を戦わせたくないように思えました」
水瀬伊織
「真壁博士っ!」
真壁瑞希
「戦場にも出ていない者が横から失礼しました」
水瀬伊織
「いえ、私の方こそ情けない所を見せてしまってごめんなさい」
真壁瑞希
「大丈夫ですよ」
真壁瑞希
「それが水瀬さんの良いところでもあり、弱いところでもありますから」
水瀬伊織
「何を言っているかさっぱりね」
真壁瑞希
「まぁ、それは置いといて…」
真壁瑞希
「今回の彼の鬼神が如き猛進猛攻は、箱崎財閥公国に大打撃を与えました」
真壁瑞希
「しかしそれは、あくまでも所属する37000小隊の活躍であり、手柄であり、戦果です」
真壁瑞希
「もっと素直に喜んでもいいのでは?」
水瀬伊織
「わ、わかったわよ」
真壁瑞希
「そして、水瀬財閥連合国37000小隊の名は今後も公国側にとって脅威となることでしょう」
真壁瑞希
「ですが…」
萩原雪歩
「どうかしたんですか?」
真壁瑞希
「少し気になる事がありまして」
水瀬伊織
「気になる事!?」
真壁瑞希
「ええ、勝手ながら、シャルロッテ・ラビット少尉の資料を読ませて頂きました」
水瀬伊織
「ああ、それなら私も読んだけど…」
真壁瑞希
「それなら、気付きませんでした?」
水瀬伊織
「気付くって何に?」
真壁瑞希
「違和感です」
水瀬伊織
「違和感…?」
萩原雪歩
「ちょっと見させてもらってもいいですか?」
萩原雪歩
ジィー…
萩原雪歩
「あ、確かに」
萩原雪歩
「士官学校入隊以前の出自記録がありません」
真壁瑞希
「そうなんです」
水瀬伊織
「あっ…ほんとだ」
水瀬伊織
「てっ・・・そ、そんなの、さ、最初から気付いてたんだから!!」
真壁瑞希
「水瀬さん…ま、まぁ、とにかくですね、こんなことは普通ではありえないんです」
水瀬伊織
「そうね」
水瀬伊織
「わかりました、この件についての全責任は私が負うわ」
水瀬伊織
「だからこの話は今から私達だけの秘密よ、外に漏らさないように」
萩原雪歩
「了解ですぅ」
真壁瑞希
「はい」
水瀬伊織
「真壁博士は、彼について少し探りを入れてもらえる?」
真壁瑞希
「はい、水瀬さんに言われずともそのつもりでしたが、承知しました」
水瀬伊織
「何か裏がある気がするわ…」

(台詞数: 48)