私たちがお姉ちゃんになった日(後編)
BGM
ホップ♪ステップ♪レインボウ♪
脚本家
由々識
投稿日時
2015-12-02 23:49:59

脚本家コメント
私たちがお姉ちゃんになった日、後編です。
(12/3追記)コメントで誤字の指摘がありました。可憐の台詞「いなくなったりしないから」が「いなくなったりしたいから」になっていました。申し訳ない…。
何度書き直しても、ゆきたま、かれたまじゃなくて、ゆきかれになってしまった…。
あと、とある情報筋から得たのですが、なんでも静香もお姉ちゃんと呼ばれているのだとか。…また、インスピレーションが沸いてきた!

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篠宮可憐
た、環ちゃんが…ウソつき?
大神環
うん…。たまきね、本当はぜんぜん楽しくないんだ…。
大神環
あのね、一人で部屋にいると…すっごくしずかで…広くて…。
大神環
明かりを消したら…ゆきほも…かれんも…おやぶんも…はじめからいなくて…グスッ。
大神環
ぜーんぶ…たまきの見てる夢みたいに…ヒッグ…思えて…。
篠宮可憐
環ちゃん…。
萩原雪歩
…大丈夫だよ、環ちゃん。(ギュッ)
大神環
…ふえっ?
萩原雪歩
私も可憐ちゃんも…ここにいるよ。
萩原雪歩
ね…可憐ちゃん?
篠宮可憐
はい…。環ちゃん、大丈夫。私もここにいるから…。(ギュッ)
大神環
…二人とも…あったかい…。
萩原雪歩
…夢なんかじゃない。明日も明後日も…私たちはずっと一緒だから…。
大神環
…うん。
篠宮可憐
環ちゃん…安心して?…私たちは…いなくなったりしたいから…ね?
大神環
…ほんと?
篠宮可憐
…本当だよ。それに、私たちだけじゃないよ?
篠宮可憐
春香さんや千早さん…765プロのみんなに…プロデューサーさんも…みんな、一緒だから…。
大神環
うん…二人とも…ありがとう…。
大神環
くふふ…なんだか二人とも…たまきの本当の…お姉ちゃんみたい…♪
大神環
ゆきほ…おねえちゃん…かれん…おねえちゃん…ふたりとも…だい…す…スゥ…スゥ…。
篠宮可憐
…寝ちゃいましたね♪
萩原雪歩
…そうみたい♪
篠宮可憐
環ちゃん…初めての一人部屋できっと寂しかったんですね…。
篠宮可憐
でも、急に抱き締めるだなんて…驚きました。
萩原雪歩
ふふっ、驚かせてゴメンね?
萩原雪歩
これ…私のお母さんが子供の頃にやってくれた事なんですぅ。
篠宮可憐
雪歩さんの…お母さんですか?
萩原雪歩
うん、私が初めて自分の部屋をもらった時なんだけれど…。
萩原雪歩
私も環ちゃんと同じで、一人ぼっちで寂しくて…それで、お母さんの部屋に行ったんですぅ。
萩原雪歩
その時、お母さんが私を抱き締めてくれて…すごく落ち着いて…。
萩原雪歩
だから…環ちゃんにも同じことをしてあげなきゃ!って、思えて。
篠宮可憐
…そうだったんですね。
大神環
すぅ…すぅ…ムニャ♪
萩原雪歩
…私たちもそろそろ寝よっか?
篠宮可憐
はい…環ちゃんを起こしたら…悪いですしね。
篠宮可憐
あの…お休みなさい…雪歩ちゃん。
萩原雪歩
…!
萩原雪歩
うん、お休みなさい…可憐ちゃん♪
篠宮可憐
(これが…私たちが、環ちゃんからお姉ちゃんって呼ばれるようになった日の出来事です。)
篠宮可憐
(その後、環の部屋から返事がない!ってプロデューサーさんが慌てていたり…。)
篠宮可憐
(監督さんから、三人の姉妹役の演技が見違えて良くなったと…言われました。)
篠宮可憐
(でも…何より…。)
大神環
おねえ…ちゃん…すぅ…♪
萩原雪歩
ふふっ、可愛い寝顔…♪
篠宮可憐
(環ちゃんの寝顔を愛おしそうに見ながら、髪をとかしていた雪歩ちゃんは…。)
篠宮可憐
(お姉ちゃんと言うより…まるで、本当のお母さんみたいで…とっても綺麗でした…。)

(台詞数: 47)