夏色キャンバス#17
BGM
ハミングロード
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2015-09-15 20:31:44

脚本家コメント
第17話「告白」
リアルの多忙さが尋常じゃなく約一週間ぶりの投稿になってしまいました。
申し訳ございません。
あらすじ
─萩原家にやって来た透、酒を飲まされ部屋で....─
残りわずかの話ですが最後までよろしくお願いいたします。

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萩原雪歩
─オレは目を覚ますと、ある一室にいた。いつの間にか酔って寝ていたらしい。─
萩原雪歩
「透君....もう大丈夫?あんまり起きないから心配してしたんだよ。」
萩原雪歩
透「悪いな....マコやんと一緒にもう帰るよ....。」
萩原雪歩
「真ちゃんはもう帰っちゃったよ。....まだいていいから、ゆっくり休んでね?」
萩原雪歩
透「いや、さすがにもう夜遅いからもう帰るよ....!?」
萩原雪歩
─そう言って立ち上がろうとした時、ユキがオレの服を掴んでこう言ってきた。─
萩原雪歩
「私、今日で最後だから透君と話したいこと、たくさんあるんだ....だから....お願い。」
萩原雪歩
─上目遣いで涙目、そんなことされたら男なら断れない。オレはユキと色んなことを話した。─
萩原雪歩
─初めて会った時の事や、ハルちゃん達の事、そして今日の事、とにかくたくさんの事を話した。─
萩原雪歩
「でね、お父さんがしばらく透君と会えなくなるのは寂しいって言っててね、」
萩原雪歩
「そしたらお弟子さんも泣き出しちゃって....みんな、あの部屋で酔って寝ちゃったんだ。」
萩原雪歩
透「そうか....想像するとドン引きものだけどなんか恥ずかしいな...。」
萩原雪歩
透「オレは萩原家の中で、こんなにも想われていたんだってことが正直わかったというかさ、」
萩原雪歩
透「あ、この事は親父さん達には絶対言うなよ!?」
萩原雪歩
「どうしようかな~?....それじゃあ私のお願い、聞いてくれる?」
萩原雪歩
透「お願い?....オレに出来る事ならいいけど。」
萩原雪歩
「ありがとう....じゃあそのまま座った状態にしててね。」
萩原雪歩
─そう言うとユキは身を乗り出し、オレの目の前に近づいた。すげぇいい匂い...じゃなくて、─
萩原雪歩
透「ユキ....どうしたんだよ。....いつものお前らしくないぜ?」
萩原雪歩
「透君....私ね、あの露天風呂での話....聞いてたんだ。」
萩原雪歩
─露天風呂....確かお尻ちんとミッキーに話した時のことだ...まさか聞いてたのか!?─
萩原雪歩
「その時からずっと考えてたんだ。...透君のいない生活はどんなものなのかな、って。」
萩原雪歩
「....とても耐えられないよ。考えただけで胸が締め付けられて....苦しいよ。」
萩原雪歩
「透君は私なんかにいつも優しく接してくれて、励ましてくれたよね。」
萩原雪歩
「透君のおかげで勇気を持って何かすることが出来るようになったんだよ。」
萩原雪歩
「だから....勇気を出して私の気持ちを伝えるね....。」
萩原雪歩
─オレは困惑していた。まさかユキが男を好きになる、そんなことないと思ってたから。─
萩原雪歩
「私、萩原雪歩は、」
萩原雪歩
「私、萩原雪歩は、あなたの事が、」
萩原雪歩
「私、萩原雪歩は、あなたの事が好きです。」

(台詞数: 30)