萩原雪歩
雪歩父「じゃあ、全員、透のボウズとの再会を祝って、乾杯!」
萩原雪歩
弟子達「かんぱーい!!」
萩原雪歩
弟子A「トオルの旦那、一杯やってくれや!」
萩原雪歩
「だ、駄目ですよ!透君はまだ未成年なんですから....。」
萩原雪歩
透「まっ、そういう訳だ、悪ぃな。」
萩原雪歩
「透君、びっくりしたよね....急にお弟子さんに連れて来られて。」
萩原雪歩
透「なぁに、気にしちゃねぇよ。久し振りで楽しいしな。」
萩原雪歩
「ふふっ....確か初めて会った時もこうやってお弟子さん達と食事したよね。」
萩原雪歩
─私と透君が初めて会ったのは中学2年の時でした。─
萩原雪歩
─当時、男の人が苦手で、友達もほとんどいなかった私に透君達は声をかけてくれました。─
萩原雪歩
─透君は真ちゃんと張り合える程、運動ができて成績も良く、学年一の人気者で....─
萩原雪歩
─どうしてダメダメでちんちくりんの私に声をかけてくれるのか不思議でした。─
萩原雪歩
─そしてある日、私は同じクラスの女の子とちょっとしたことでケンカになってしまいました。─
萩原雪歩
─私のせいじゃない....そう言いたくても言い出せなくてただ泣いているだけでした。─
萩原雪歩
─その時、彼が『逃げるな!』と私に言ってくれたんです。─
萩原雪歩
─『いつまでも逃げてたら逃げ続けるしかない。だから自分を変えろ!』と。─
萩原雪歩
─私は彼の一言で勇気を持つこと、立ち向かうことを学びました。─
萩原雪歩
─そして....私は臆病な自分を変えるためアイドルになることにしました。─
萩原雪歩
透「しっかし、あの泣き虫で穴ばっか掘ってたユキが今は国民的アイドル様だもんな。親父さん?」
萩原雪歩
「えへへ///。そんなことないよ....。」
萩原雪歩
雪歩父「はっはっは!これなら雪歩は婿取りには一生困らないな!」
萩原雪歩
透「違いねぇな、親父さん。でもよぉ、」
萩原雪歩
透「萩原雪歩はまだまだ高みを目指して進み続けられる、だよな?ユキ。」
萩原雪歩
「う、うん!」─私は今、トップアイドルになることが目標だ。─
萩原雪歩
─彼に与えてもらった勇気をファンのみんなにも与えたい。そう思うから。─
(台詞数: 25)