萩原雪歩
【体育祭を控えクラスでは居場所をなくしいつも渡り廊下で休み時間を過ごす】
萩原雪歩
なにも楽しくない…高校生になれば何かかわるかな?
萩原雪歩
【そんなことばかり考えてると…あの子が声をかけてきた】
箱崎星梨花
萩原さん。委員会ですよっ。遅れたら怒られますよ。
萩原雪歩
あっ。忘れてた。
萩原雪歩
【委員会は体育祭について。ボランティア委員は出来るだけ体育委員のサポートがきまった】
萩原雪歩
【体育委員には卓球部の頃のキャプテンがいて頼り甲斐があり人を惹きつける魅力のある人】
萩原雪歩
【頭もよく、宿題などよく写させてもらったり。私は打ち合わせに行く事に】
箱崎星梨花
私も行きますよ。
萩原雪歩
うん。一緒に行こう。【二人で歩く校舎は何もかもが輝いた世界にかわり
萩原雪歩
すごく心が踊った。この時間がいつまでも続いたらいいのに】
萩原雪歩
【次の日、後輩からある話を聞かされる】「箱崎はどうやらキャプテンが好きみたいですよ」
萩原雪歩
え?でも私にはそうは…
萩原雪歩
「いつもあの人の事見てますよ。萩原さんはいい友達って感じっす」
萩原雪歩
そっか。そうだよね。私なんかね。【なんか吹っ切れた気がした】
萩原雪歩
【体育祭当日】自分の種目以外は、ぼーっとしていたが箱崎さんが出てる競技はしっかり見ていた】
萩原雪歩
女子の借り物競争かぁ。箱崎さんがんばれ‼︎
萩原雪歩
ん?キャプテンの手を引いて…何が書いてたのかな?まあ別にいいけど
萩原雪歩
【そして体育祭は終わり委員会の仕事で片付けを手伝って帰る途中】
萩原雪歩
【同級生の女子と一緒になり話ながらバスを待つ】
萩原雪歩
「体育祭またサボってたっしょ」
萩原雪歩
サボったっていうかやる気がないというか
萩原雪歩
「雪歩はいつもそうやね。あっ。今日雪歩がすごく話題になってたよ」
萩原雪歩
「借り物競争で箱崎さんだっけ。萩原さんが良かったのに居なかったって言ってたよ」
萩原雪歩
え?まさか…
萩原雪歩
「他の女子はなんであんな人がいいんだろって言ってたよ」
萩原雪歩
【別に他の子になんて罵倒されても良かった。箱崎さんが探してくれた事が嬉しかった】
萩原雪歩
でもなんて書いてあったんだろ?
萩原雪歩
【しばらくして二年生は修学旅行。少しの間でも会えないと思うと辛かった】
萩原雪歩
【そして修学旅行から帰ってきて久しぶりに会った。】
箱崎星梨花
すごく楽しかったです。九州。おみやげありますよ。
萩原雪歩
なにこれ?
箱崎星梨花
さあ?なんかわからないキーホルダーです。好きでしょ?
萩原雪歩
ありがとう。【わけわからないけど、とにかく嬉しかった】
萩原雪歩
【11月後半雪がちらつき始めた頃、周囲は私に告白しろと迫る】
萩原雪歩
なんで?えっ?面白いから?
萩原雪歩
【たくさんの人が私に告白しろと休み時間ごとに言ってきて箱崎さんを呼びに行こうとする人も】
萩原雪歩
【私は耐えれなくなり早退した。これが私の失敗だった】
萩原雪歩
今日は最悪だったなぁ…告白かぁ。いつかしなきゃなぁ
萩原雪歩
【すると一本の電話が】はい。萩原です。あっ、どしたの?
萩原雪歩
【同級生からで内容は…】
萩原雪歩
「もしもし。萩原の代わりに箱崎に告白してあげたよ。萩原お前振られたよ。それだけ。じゃあ」
萩原雪歩
え?振られた?なんで?え?
萩原雪歩
【一番恐れてた答えと展開。この日から気まずくなり卒業の日を迎える】
萩原雪歩
続く
(台詞数: 45)