萩原雪歩
【花火大会の日】箱崎さんいるかなぁ?【人混みのなか小柄にツインテールの彼女を探す】
萩原雪歩
いたっ。【隣には身長が185㎝ある通称ジャイ子がいるからすぐわかる】
萩原雪歩
【夏休み中箱崎さんと会う時以外毎日遊んでる親友二人と会場をうろつく】
萩原雪歩
【親友二人も片想いの相手を見つけやけにクールになる。】普段と違うねw
萩原雪歩
【花火が始まり人がみんな空を見上げながら座れる場所を探す。親友達は片想いの相手を見失い落胆
萩原雪歩
あっあそこが見やすいかも【わざとらしくいいジャイ子を目印に向かう】
箱崎星梨花
こんばんは。
萩原雪歩
こ…こんばんは…【ピンクの浴衣にツインテール。隣に座るとシャンプーの甘い香り…】
萩原雪歩
【かわいいの一言が言えなくて…人が増え横に詰めて座り指先が触れ合う距離…】
萩原雪歩
【でも手を繋ぐ勇気がなく葛藤するだけで花火の記憶がないまま大会は終わる】
萩原雪歩
意気地なし…
萩原雪歩
【翌日、音楽室で花火の話しながら箱崎さんが急に】
箱崎星梨花
昨日の花火見て私は曲が浮かんだんですよ。
箱崎星梨花
あまり自信はないっすけど聴いてくれます?
萩原雪歩
ぜひ聞かせて【彼女は鼻歌で歌う。ちょっと寂しそうなメロディーだった】
萩原雪歩
ちょい暗いね
箱崎星梨花
うふふ。それがいいんです。さあ早く先輩はコードを
萩原雪歩
いやわかんないよ。
箱崎星梨花
そうですか。二人でとりあえず譜面におこしましょう
萩原雪歩
【夏休み前半だけしか使えなかった音楽室で二人で作っていた曲。結局未完成のまま…】
箱崎星梨花
明日から夏休み終わるまで会えませんね。曲どうします?
萩原雪歩
とりあえず録ろうか?コードはついたからアコギと鼻歌で
箱崎星梨花
はい。【雑音入らないようにドキドキしながら録音】
箱崎星梨花
このテープは先輩が持っててください。いつか完成させましょう。
萩原雪歩
【そして夏休みは会う事なく8月29日。今日は箱崎さんの誕生日…】
萩原雪歩
電話…してみようかな?突然したら迷惑かな?お父さんが出たらどうしよう…
萩原雪歩
【いろいろ考えながらボタンを押す。しかし、最後の一桁が押せなくて…時間だけが過ぎた】
萩原雪歩
【夏休み後半はあの子が彼女だったらと妄想しながら親友達と毎日長電話して話したり遊びにいった
萩原雪歩
夏休みも終わり何も勉強しなかった…親友は夏休み最後の日に告白し彼女ができる】
箱崎星梨花
おはようございます。先輩。先輩の好きなバンドのCD全部聞きました。高校生になったら一緒に
箱崎星梨花
バンドしましょう。私はギターやりたいです。先輩はドラムですよ。
萩原雪歩
わかったよ。一緒にバンドをやろう。そうだあのバンドのギタリストの特集の本あるよ。
箱崎星梨花
みたいです。うわぁー。凄いギター。このギターいいですけど私はこれがいいなぁ。
萩原雪歩
【指差したギター。そのギターはギブソンのSGと呼ばれるギターだった】
萩原雪歩
【この想い出がフラッシュバックしたあの日部屋の片付けをしてた時間は
萩原雪歩
IMC10の告知直前でドールフェイス星梨花のカードを見た瞬間凍りついた…星梨花がSGを…】
箱崎星梨花
いつか買いますからね。ドラム買って練習してくださいよ。
萩原雪歩
買えるかなぁ?
箱崎星梨花
これは約束です。指切りしましょ。
萩原雪歩
【初めて彼女の指に触れた瞬間だった…胸がドキドキして足がガクガクして…】
箱崎星梨花
どうしました?体調悪いなら保健室に
萩原雪歩
大丈夫だよ。さあもう授業始まるよ。
箱崎星梨花
はい。
萩原雪歩
【季節は秋を迎える。体育祭の時期には同級生に私が箱崎さんが好きなのが知れ渡り釣り合わないし
萩原雪歩
あの子は優しいから話合わせてくれてるだけだからとか言われだす】
萩原雪歩
やっぱりそうなのかな?
萩原雪歩
【仲良くしてた親友グループに急に一人入って来ていつの間にか仕切るように】
萩原雪歩
【そいつは幼稚園から一緒だがあまりソリがあわずある日ある事ない事言いふらし私の居場所を
萩原雪歩
奪った…体育祭を1週間後に控えたまだ暑い日の事だった】
萩原雪歩
続く
(台詞数: 50)