四季
BGM
Rebellion
脚本家
ちゃん@春の日
投稿日時
2015-06-02 00:22:19

脚本家コメント
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萩原雪歩
P...時間というものはあっという間に過ぎるものだ
萩原雪歩
P...たかだか二十数年生きているだけの若輩者の言うべき台詞ではないのかもしれないが・・・
萩原雪歩
P...本当にそう思っている
萩原雪歩
P...765Pに入ってからの日々は、それはもうあっという間だった
萩原雪歩
P...皆の成長、輝いている姿を間近で見れる、という仕事にやりがいを感じている
萩原雪歩
P...やりがいを感じていたんだ
音無小鳥
Pさん!どうしたんですか?ぼーっとして・・・
萩原雪歩
P「ああ、すみません音無さん、俺としたことが・・・」
音無小鳥
いえいえ、そんなことより、書類、ここに置いておきますね
萩原雪歩
P「助かります、音無さん!」
音無小鳥
はい、どうぞ
萩原雪歩
P...これから仕事で使う書類を音無さんから受け取ると、PCの画面とにらめっこをする
萩原雪歩
P(暑い・・・)
萩原雪歩
P...近年問題になっている地球温暖化の影響なのだろうか、6月に入ったばかりなのに暑い・・
萩原雪歩
P...今年の暑さは、ニュースでは異常気象などと話題に取り上げられているくらいだ
萩原雪歩
P、お茶、淹れてきました!
萩原雪歩
P「ありがとう、雪歩!」
萩原雪歩
P...雪歩に笑顔でお礼を言ってから、受け取ったお茶を啜る、この瞬間が、俺は最高に癒される
萩原雪歩
P...軽く世間話をするつもりで、俺はこの異常気象を話題に、口を開いた
萩原雪歩
P「それにしてもあついな・・・」
萩原雪歩
えっ!
萩原雪歩
(もしかして・・・私が淹れたお茶、熱すぎだった?)
萩原雪歩
P「ああ、お茶の事じゃないんだ、勘違いさせて悪かった、この異常気象のことだよ」
萩原雪歩
ニュースでも、よく話題になってますよね
萩原雪歩
(よかったですぅ・・・)
秋月律子
確かにそうですね、外に行くにしたって、すぐに汗だくになりますから
萩原雪歩
P「それもそうなんだが・・・、事務所の中も暑くないか?蒸し風呂にいる気分なんだが」
秋月律子
皆「えっ・・・」
萩原雪歩
P...その時事務所にいた皆から、そんな声が漏れるのが、俺の耳に入ってきた
秋月律子
P、何言ってるんですか・・・冷房だって付けてるし、暑いはずないですよ!
萩原雪歩
P...皆もそうだと、賛同している、無言で頷いている人もいれば、声を漏らしている人もいた
萩原雪歩
P...律子の言う通りなのだろう、実際に冷房が付いているのがここからでも確認できる
萩原雪歩
P...俺が初めに違和感を感じたのは、この時だった
萩原雪歩
P「どうやら、俺の勘違いみたいだ・・・」
萩原雪歩
プロデューサー!!
萩原雪歩
P「ん、どうかしたか?」
萩原雪歩
Pの鼻・・・鼻から・・・
萩原雪歩
P(しまった!!もしかしたら処理のし忘れでもあったか?)
萩原雪歩
P...目の前にいる少女を不快にさせないため、急いで鼻を隠そうと、手のひらで覆う
萩原雪歩
P...ネチョッと気色の悪い触り心地がしたかと思えば
萩原雪歩
P...その直後には、鼻の中に不快な匂いが充満していた
萩原雪歩
P...意識も心做しか少し朧げになっているような気がする
萩原雪歩
P...暑さからくる怠気なのだろうが、ぼーっとしている感覚を朝からずっと引きずっている
萩原雪歩
P...どうやら何かの液体が、覆っている手のひらに流れ込んできているようだ
萩原雪歩
P...その正体に薄々気付いていながらも・・・
萩原雪歩
P...それを確認するために、恐る恐る、覆っていた手を見える位置にもっていく
萩原雪歩
P(こんなみっともない姿を、みんなには見せたくなかったな)
萩原雪歩
P...案の定予想が当たっていて、声には出さないが、心の中でそう吐露していた
萩原雪歩
P...俺の手のひらが何かを暗示するかのように真っ赤に染まっている
萩原雪歩
P...真っ赤に染まっていたのだ

(台詞数: 50)