夏色キャンバス#14
BGM
月のほとりで
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2015-09-06 01:19:11

脚本家コメント
第14話『最後の夏』


夜分遅くの投稿申し訳ありません。

あらすじ
─自分の想いを春香達に伝えた透、だが春香達の心は....。─

遂に物語は佳境に....。

彼らの描く未来は....最後までどうぞよろしくお願いいたします!

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秋月律子
「....こんなところにいたのね....春香。」
秋月律子
「千早も心配してたわ。もう遅いから部屋に戻りましょう?」
天海春香
─私は....透君の話を聞いた後....昼間に遊んだあの海にいた。─
天海春香
─あれでもう会えないのかと思うと....とても悲しくて....。─
秋月律子
「....はぁ....隣、座らせてもらうわよ?」
秋月律子
「私は....プロデューサー殿の様には、まだなれないかもしれないわ....でもね、」
秋月律子
「一人で抱えこまないでちょうだい。私も....悩みくらいは聞いてあげられるから。」
天海春香
「律子さん....実は....透君が....。」
天海春香
─私は、透君が海外へ行くこと。そして数年は会えないことを話した。─
秋月律子
「夢の為....ね。真や雪歩も聞いてて辛かったでしょうね....。」
天海春香
「私....逃げたんです。透君と離れるっていう事実を受け入れたくなかったんです。」
天海春香
「一番辛いのはそれを決めた透君なのに!私達との関係にずっと苦しんでいたのに!」
天海春香
「ずっと気付けなくて...それどころか悩みがないと思って気付こうともしなかったんです!」
秋月律子
「春香、それは仕方ないわよ。人が何考えてるかなんて、わかるわけないんだから....。」
天海春香
「私....彼に応援されたのがきっかけで....アイドルになろうって、思ったんです。」
天海春香
「私が今、こうしてアイドルとしていれるのは、プロデューサーさんや透君のおかげなんです。」
天海春香
「私は....彼に夢を追ってもらいたいんです。だけど....このままじゃ嫌なんです。」
天海春香
「だって....まだ透君に今までずっと支えてくれた事へのお礼....してませんから。」
天海春香
「彼に今までありがとうって、私達はずっと友達だよって、言いたいですから。」
天海春香
「でも、あと一週間しかないし....仕事は全部埋まってるから....どうしたら...。」
秋月律子
「....なるほどね。よくわかったわ。」
秋月律子
「....要は春香と真、雪歩のスケジュールに空きを入れればいいのよね?」
天海春香
「そんな....律子さんには迷惑かけれませんよ!」
秋月律子
「あのね....いつまでも落ち込まれてたらこっちだって悪影響なのよ!」
秋月律子
「安心しなさい。....空きはこっちでどうにか調整するから。だから安心してちょうだい。」
秋月律子
「そのかわり、終わったら今までの分しっかり働いてもらうわよ?覚悟してね。」
天海春香
「はい....本当にありがとうございます....!」
秋月律子
「ふふっ....それじゃ、早いから今日はもう寝るのよ?」
天海春香
─あと一週間、私達の親友にありがとうを伝える、最後の夏が始まった。─

(台詞数: 29)