萩原雪歩
(今、私はプロデューサーを待っている)
萩原雪歩
(今朝事務所で仕事が終わったら迎えにいくと言ってくれて私は舞い上がってしまった)
萩原雪歩
(真ちゃんや真美ちゃんに怪しまれたけれどそんなことが気にならないぐらい嬉しかった)
萩原雪歩
(美希ちゃんと千早ちゃんに問い詰められたときは焦ったけど…)
萩原雪歩
(でも、今夜は久しぶりにプロデューサーと二人きり…)
萩原雪歩
(そう考えたらそれもどうでもよくなった)
萩原雪歩
(何処に連れていってくれるんだろうとワクワクする)
萩原雪歩
(…もうみんな知ってると思うけど、私はプロデューサーが好き)
萩原雪歩
(仕事に向かってるときの真剣な顔が好き)
萩原雪歩
(私が出すお茶を美味しそうに飲んでくれる時の顔が好き)
萩原雪歩
(私の仕事が上手くいったときに撫でてくれる時の優しい顔が好き)
萩原雪歩
(私の仕事が上手くいかなかったときに慰めてくれる時の優しい顔が好き)
萩原雪歩
(亜美ちゃんや真美ちゃんに抱き付かれて困りながらもどこか嬉しそうな顔はモヤモヤするけど…)
萩原雪歩
(その後私と目があったときの気まずそうな顔が…やっぱり好き)
萩原雪歩
(私はいつからこんなにもプロデューサーのことが好きになったんだろう?)
萩原雪歩
(プロデューサーに会うまで、私は男の人が苦手だった)
萩原雪歩
(男の人と話なんて当然無理で…)
萩原雪歩
(プロデューサーと出会ったときもそれは変わらず、いつも避けていた)
萩原雪歩
(今考えたら何故あの時もっと勇気を出せなかったのかと…もっと頑張ってと言いたい)
萩原雪歩
(こんなにも幸せを感じることができるのにって…)
萩原雪歩
(プロデューサーは他の男の人とは少し違った)
萩原雪歩
(普通の人は私が怖がっても何とか話し続けようと強引に近づいてきたりして…)
萩原雪歩
(だけどプロデューサーは困った顔をしながらも優しく…本当に優しく話しかけてくれて…)
萩原雪歩
(この人なら大丈夫かな?怖くないかな?と恐る恐るだけど話すことができた)
萩原雪歩
(思えばあの時から既にプロデューサーのことが気になっていたのかもしれない)
萩原雪歩
(他の人ならあそこまで怖がられたらどうしようもなくて離れていってしまうのに…)
萩原雪歩
(プロデューサーは根気強く、諭すように優しく話しかけてくれて…)
萩原雪歩
(好きにならない…はずがなかった)
萩原雪歩
(私が淹れたお茶を初めて飲んだとき、美味しいって言ってくれて…)
萩原雪歩
(男の人と共演するお仕事では大丈夫だよって勇気づけてくれて…)
萩原雪歩
(IAで優勝したときは一緒に泣きながら喜んでくれて…)
萩原雪歩
(ああ、私はこんなにもプロデューサーのことが好きなんだなぁと思った)
萩原雪歩
(でもプロデューサーがハリウッドに研修に行くと聞いて泣いた…)
萩原雪歩
(離れたくないと…傍にいてほしいと言いながらわんわん泣いた…)
萩原雪歩
(あの時はプロデューサーをとても困らせてしまっただろうなぁと思う)
萩原雪歩
(プロデューサーがハリウッドに行っている間、私は今まで以上にお仕事を頑張った)
萩原雪歩
(プロデューサーが帰ってきたとき、今よりもっと有名になって驚かせてやろうと)
萩原雪歩
(そしてプロデューサーが帰ってきたとき驚かされたのは私の方だった)
萩原雪歩
(研修で自信がついたのか、益々格好よくなってて…)
萩原雪歩
(でも優しく微笑んでくれるあの顔は変わってなくて…)
萩原雪歩
(「ただいま」と以前と同じ優しい顔で言われたとき、また泣いた。それはもうわんわんと)
萩原雪歩
(泣き虫なのは前ほどではなくなったと思ってたのに…それもこれもプロデューサーのせいだと…)
萩原雪歩
(思って、すぐやめた)
萩原雪歩
(これは嬉し涙なんだと。こんなにもプロデューサーの事が好きなんだと思うと…)
萩原雪歩
(恥ずかしいけど…幸せだった)
萩原雪歩
(あ、この足音は…)
萩原雪歩
(やっぱりプロデューサーだ♪)
萩原雪歩
(ふふ、申し訳なさそうな顔で走ってくるあの顔がとても可愛くて…何よりも愛しい)
萩原雪歩
(さぁ、最初にプロデューサーへかける言葉はこれしかないだろう)
萩原雪歩
此処に来る前に話してた女の人は誰ですかぁ?＼ヒェ…/
(台詞数: 50)