北沢志保
(私はある日、夢を見た。)
北沢志保
("あなたはそこにいますか?")
北沢志保
(誰かが私に何度も問いかけてくる、そんな夢。)
北沢志保
(誰かは分からない。質問の意味も分からない。)
北沢志保
(あなたは誰?何故そんな質問をするの?)
北沢志保
(問いかけても答えは返ってこない。再び同じ言葉が繰り返されるだけ。)
北沢志保
("あなたはそこにいますか?"・・・と。)
北沢志保
(不思議な夢だったが、夢は夢。気にする必要はないだろう。そう思っていた。)
北沢志保
(しかし、なぜかあの言葉がずっと頭から離れず、意味もなく考え込んでしまった。)
矢吹可奈
志保ちゃん?どうしたの?暗い顔して・・・悩み事?
北沢志保
え?あ、なんでもないのよ可奈。少しぼーっとしていただけ。
矢吹可奈
そうなの?良かった〜。でも、本当に大丈夫?
北沢志保
仕事後だから少し疲れているのかもね。心配することはないわ。
矢吹可奈
志保ちゃんはお疲れ〜♪ご飯はカツカレ〜?♪
北沢志保
ちょ、やめなさいよ。お腹空いてきちゃうじゃない。
矢吹可奈
えへへ。じゃあ一緒にご飯食べに行こうよ。
北沢志保
・・・ええ。分かったわ。少し待っててね。
矢吹可奈
は〜い♪
北沢志保
(・・・・・・。)
北沢志保
(可奈・・・あの子といると、いつも素直な自分でいられる気がする。)
北沢志保
(・・・これがあの夢の問いの意味なのだろうか?)
矢吹可奈
志保ちゃん?まだ〜?
北沢志保
ああ、ごめんなさい。今行くわ。
北沢志保
(やはり夢は夢。考えるだけ無駄だろう。)
北沢志保
(・・・でも、これだけは言える。)
北沢志保
("私はここにいる"・・と。)
萩原雪歩
・・・・・・。
萩原雪歩
あれ?私はなぜ呼ばれたのでしょうか・・・?
(台詞数: 28)