天空橋朋花
さあ、天翔る騎士団の皆さん〜。神の国を打ち立てるために、邪悪を滅ぼしますよ〜。
双海亜美
んっふっふ〜!ついに来たねこの時が!アミエル、スイカを惜しんで練習してきたもんね。
双海亜美
アミエルが喇叭を吹くと、雹と炎が降り注ぐよ!世界の、三分の一位は焦げちゃうかな?
双海亜美
でもこんなの序の口!あとのマミエルやレイカエルの喇叭は、もっと凄いんだかんね!
双海亜美
文字通り、出血間違いなしの大サービス!地上の兄ちゃん姉ちゃんもタンノーしてよ!
萩原雪歩
……
天空橋朋花
アミエル……
天空橋朋花
アミエル……少し、はしゃぎ過ぎですよ〜。なすべき勤めを果たすことに専念してくださいね〜。
天空橋朋花
それと、西瓜ではなく「寸暇」を惜しむ、ですよ。神の使徒は何事も『正しく』なければ〜。
双海亜美
おおっといけねえ。こりゃあ、天使長のおっしゃる通りでえ。
双海亜美
せっかく神ちゃんが、アミエルに役目を与えてくれたんだし。応えなきゃいけないっしょー。
天空橋朋花
ですから、主に対してそのような呼び方をするのはお止めなさい。
萩原雪歩
……
天空橋朋花
ガブリエル?先程から手が止まっていますよ〜。貴女も貴女で、困り者ですね〜。
萩原雪歩
……ねえみんな。みんなは、何とも思わないの?
萩原雪歩
……昨日まで普通に暮らしていた人達が、いきなり災厄に巻き込まれるんだよ?
萩原雪歩
ううん、違う……私達の戦いに巻き込むの。神様に祈ってる人にまで、火の雨を降らせるんだよ?
天空橋朋花
……
天空橋朋花
……まさか貴女の口から、そのような世迷い言が出るとは。私、いささか驚きましたよ〜。
双海亜美
ガッちゃん〜。何回も復習したじゃん。火に焼かれたり水で痛めつけられるのは、元々悪人だよ〜。
双海亜美
アミエル達は、ただ存分に力をふるえばいいんだって。巻き込まれる人には巻き込まれる理由有り!
天空橋朋花
アミエル、貴女は正しく主の御心を理解してますね〜。上位者への敬意は足りませんが。
萩原雪歩
……こんなのおかしいよ。私達、人間を見守り助けるために活動してきたんじゃないの?
天空橋朋花
「人間を救う」ためではないですよ〜。すべては、主の御心を実現するためです。
天空橋朋花
主が、今の世界を焼き、新たな世界を拓くと思し召されるならば、それが『正しい』こと。
天空橋朋花
そして私達天使とは、『正しい』ことをなす存在なのです。
双海亜美
いよっ!出ました、天使長トモカエルの名調子!
萩原雪歩
……私は、そんなために今まで力を振るってきたんじゃない。
萩原雪歩
人間はときに過ちも犯すけど、他人を思い他人に尽くせる存在です。滅ぼすことなど許されません。
双海亜美
だーかーらー。戦いで死ななかった人間は、次の『正しい』世界の住人になるんだってば。
双海亜美
……まあ多分、宝クジ的な当選確率だけど。それだけ人間も悪に落ちてるってわけだし。
天空橋朋花
ガブリエル……貴女はメッセンジャーとして、人間に関わり過ぎたのかもしれませんね〜。
天空橋朋花
今こそ、神の使徒たる証を立てる時ではなくて。本来の姿に立ち返りなさい。最後通告ですよ〜。
萩原雪歩
……
萩原雪歩
やっと決心がついたよ。私は人間と共に歩む。天から堕ちることも厭わない。
天空橋朋花
……それが貴女にとって『正しい』こと、なんですね〜。
天空橋朋花
……去りなさい。再びあい見える時は、私達は貴女を滅ぼしますよ。
双海亜美
ガッちゃんのこと、大好きだったんだけどなー。
双海亜美
ガッちゃんのこと、大好きだったんだけどなー。神ちゃんのことが嫌いになったんなら仕方ないね。
双海亜美
アミエルも、今度はイタズラじゃなくて、本気で行くからそのつもりでヨロヨロ〜。
萩原雪歩
……私は間違っているのかな?裁かれるべき……なのかな?
萩原雪歩
そんなことはない。私を裁けるのは……私自身の『良心』だけのはずだよ。
(台詞数: 42)