望月杏奈
あの後、もの凄く不機嫌だった杏奈をなんとか宥め、可憐に治療してもらっている。
篠宮可憐
あの時はひたすらオロオロとしていたがふと我に帰り、慌てて治療を始めた。
篠宮可憐
いつも弱気な感じの可憐にしては、テキパキと手際よく進めている。
篠宮可憐
治療が終わると、ほっと息を吐きながら「よかった…」と漏らしていた。本当に優しい娘だ。
篠宮可憐
冗談混じりに「可憐が嫁に来てくれたら最高だな!」と言うと可憐の顔が一瞬で真っ赤になった。
篠宮可憐
あわあわと慌てている可憐を見て和んでいると後ろから「ガキンガキン!」という音が聞こえてきた
篠宮可憐
可憐が何かに驚いているので振り返ると…
望月杏奈
…杏奈が口の開閉を繰り返していた。どうやらあの音はあの口から出ているようだ。
望月杏奈
衣装合わせをするということで清楚な格好をしているが、その行動とのギャップが凄かった。
天海春香
飲み物を杏奈に渡すよう春香に言うと、渋々と了承。先程のことをスルーされたのが不満なようだ。
天海春香
仕方なく頭を撫でると少し機嫌も直ったようで、目を細めて気持ち良さそうにしている。
望月杏奈
ちらと杏奈の方を見ると、ぷくぅと頬を膨らませている。
篠宮可憐
……可憐もだった。
天海春香
春香に急いでもらうよう頼み、飲み物を取りに行ってもらう。
天海春香
そして転倒。
天海春香
…あの顔は素で躓いたのだろう。足元をみると雪歩の物らしき茶筒が転がっていた。
天海春香
そして飲み物が飛んでいく先には……律子がいた。春香、短い付き合いだったな…
天海春香
と、そこへ偶々歩いていた千早がジュースを頭から浴びてしまった。
望月杏奈
杏奈はスッと目を逸らしている…
篠宮可憐
可憐はただあわあわと慌てているが、どうすればいいか分からないようだ。
天海春香
千早は白く薄いシャツを着ていたので、濡れた上半身が透けている。そして春香から出た一言が…
天海春香
「あるぇ?千早ちゃんってブラしてたんだぁ!?」……だった
望月杏奈
俺は急いで杏奈と可憐を両脇に抱えて窓を割りつつ飛び下り、事務所から脱出した。
篠宮可憐
びっくりした可憐が悲鳴を上げていたが、構っている時間は無かった。
望月杏奈
着地した後事務所を振り返ると、元いた場所から大爆発が起きていた。…危なかった
望月杏奈
ふと抱えている杏奈を見ると、何やら顔を赤くしてモジモジしていた。
篠宮可憐
可憐も真っ赤になりながらあわあわとしていたのでどうしたのかと思うと、手に柔らかい感触が…
篠宮可憐
…ふむ、可憐の勝ちだな
望月杏奈
…顔をひっかかれた
望月杏奈
ぷりぷりと怒る杏奈と…
篠宮可憐
モジモジと顔を赤らめている可憐を下ろし、一息ついていると肩を叩かれたので振り返ると…
篠宮可憐
お巡りさんだった…
篠宮可憐
その後なんとか可憐の必死の証言により解放され、事務所に無事戻ってこれた。
望月杏奈
説明してる途中、杏奈が「杏奈…Pさんの…お嫁さん…///」と言い出したときは冷や汗が出た。
天海春香
事務所のドアを開けると、そこには片付けをしている春香の姿が。
天海春香
「あ、お帰りなさい!」と凄くいい笑顔で迎えてくれる春香にあの後のことを聞くと…
天海春香
「いやぁ、律子さんの腹パンを喰らっちゃって♪」と明るく答えていた。今度律子と話し合うか…
望月杏奈
くいくいと袖を引かれるのに気付き、振り返ると杏奈が引っ張ってと布のようなものを渡してきた。
望月杏奈
ぐいっと引っ張ると、杏奈が「あ～れ～♪」と言いながらくるくると回っていた。
望月杏奈
どうやら下に何も着けていないようで、やましい心など欠片もないが、凝視しようとする…
天海春香
…飛び蹴りを喰らった。
篠宮可憐
珍しく可憐が杏奈に説教をしている。
望月杏奈
しかし杏奈はそれを聞き流している様子。あれはまたやるな…
天海春香
「仕方ないなぁ」と言いながら杏奈の着付けを直すため歩き出す春香。
天海春香
そして帯がほどけている為、引き摺ってる杏奈の裾を踏みつけ、躓く。
篠宮可憐
その先にはまだ説教を続けている可憐が
天海春香
こけてしまったなら仕方がないと言わんばかりな顔で可憐の水着のトップスをむんずと掴む春香。
篠宮可憐
このままだとその見事な90をさらけ出してしまう可憐が現状にようやく気付くがもう遅い。
篠宮可憐
邪な心など微塵もないが、プロデューサーの責務を果たすため、顔を上げてそちらを向くと…
望月杏奈
杏奈の二本の指が俺の目に向かって…
(台詞数: 50)