春日未来
……よーし!奈緒さん、雪步さん、もう一回通しで練習しましょう!
萩原雪歩
うん、すごくいい仕上がりになってきたと思う。これならもしかしたら、優勝できちゃうかも。
春日未来
雪步さん、「もしかしたら」なんて言わないで、遠慮無しに勝ちにいきましょうよ。
萩原雪歩
うふふ、そうだね。せっかく参加するんだから、頑張ろう。
横山奈緒
……真と静香の薦めで、この二人をメンバーにしてユニット組んだけど、なんやエエ感じやな。
横山奈緒
未来は、話し通り、いやそれ以上にエネルギッシュやから、みんなを引っ張ってくれるわ。
横山奈緒
雪步も、ホンマ可愛いから、お客さんや審査員を一発で惹きつけられるやろ。
春日未来
もう、奈緒さんちょっと気が抜けすぎですよ。振りがズレてきてます。
横山奈緒
あ、ゴメンゴメン。あんまり仕上がりが好調やさかい、ついな……
萩原雪歩
奈緒ちゃん。そういう、ちょっと自信がついてきたときこそ、丁寧に振り返った方がいいと思うよ。
萩原雪歩
思い込みや勘違いで、パフォーマンスのレベルが上がらなくなることが有るって話を聞いたし……
横山奈緒
そうやね……まだまだ私達、カンペキっちゅうわけではあらへんからな。
横山奈緒
でも、根詰め過ぎて、怪我とかするといかんし。ちょっと休憩いれよか。
春日未来
いやー、奈緒さん分かってるなあ。そろそろ甘いものでも食べたくなったり。
萩原雪歩
それじゃあ、お茶を淹れてくるね。
横山奈緒
……しかし、今回のステージ演出は凝りに凝っとるなあ。
横山奈緒
最初に生っ白い衣装を見たときは、プロデューサーさん私達をアホにしとるんかと思うたけど……
春日未来
プロダクションマッピングでしたっけ?照明を当てて光らせるなんて、驚きました。
萩原雪歩
……それを言うなら、プロジェクションマッピング、じゃないかな……
春日未来
あれ、そうでしたっけ?
横山奈緒
まあ、未来が光るなら、「春日」やからお日様みたいなモンやな、なんて。
春日未来
でへへ、照れちゃいますよ。
春日未来
それなら雪步さんは……雪明かり?なんて言葉あるのかなあ。
萩原雪歩
積もった雪が光を反射するのを、そう言うって聞いたことがあるよ。
横山奈緒
そんで私は……
横山奈緒
そんで私は……何やろ?横ひかり?奈緒こう?そんな言葉あらへんやろ。
萩原雪歩
無理やり当てはめようとしなくても、いいと思うよ。
横山奈緒
そやな。ステージで輝くことの方が大事や!今回は私がセンターやし、二人にも負けへんで。
春日未来
奈緒さん、私だって負けませんよ。
萩原雪歩
二人ともすっかり仲良しさんだね。私も、頑張るよ。
横山奈緒
(そうや。確かに未来も雪歩も頼りになる仲間やけど……)
横山奈緒
(2人におんぶに抱っこではアカンで。リーダーの私が、一番頑張らんと!)
(台詞数: 32)