如月千早
(私が余命僅かというドッキリか…。気が進まないけど、社長の命令なら仕方ないわね。)
如月千早
(1人目は春香ね。一番仲が良いと思ってるメンバーだわ。少し反応が楽しみ。)
天海春香
おーはーよ!千早ちゃん!大事な話って、なにかな?
如月千早
急に呼び出してしまってごめんなさいね春香。でも、春香だけには伝えておきたい話があって…。
天海春香
……楽しい話じゃなさそうだね。
如月千早
少なくとも私にとっては。私自身まだ受け止められてないのだけど、春香には知っていてほしいの。
天海春香
言い辛いことなら、無理しなくてもいいよ?
如月千早
いいえ。正直私だけじゃどうすればいいかわからなくて……。
天海春香
そっか。私でよければ、何でも言って!絶対に、力になるよ!!
如月千早
ありがとう、春香。
如月千早
…その…私、もうすぐ、死ぬらしいわ。
天海春香
えっ。
如月千早
急すぎるわよね。最近少し頭痛が続いてて、先週病院にいったら、もう、助からない、って。
天海春香
先週……。千早ちゃん、一週間も、一人で抱え込んでたんだね。
如月千早
ええ。でも、ごめんなさい。春香、あなただけには、聞いて欲しくて。
天海春香
ううん。いいの。でも、もっと早く言って欲しかったな。
天海春香
私、なにも知らないでこの一週間、千早ちゃんと話してたんだね…。
如月千早
ごめんなさい。急にこんな話してしまって…。でも、一人じゃどうすればいいのかわからなくて…。
天海春香
…千早ちゃん。お家の人には、伝えたの…?お母さんには…?
如月千早
……伝えたわ。できることは少ないけど、力になるって、言ってくれた。
天海春香
そっか。ちゃんと伝えたんだね。
天海春香
私も、正直どうしたらいいかわからないの。でも、一つだけ、聞いてもいいかな。
如月千早
なにかしら…?
天海春香
アイドル、どうするの?
如月千早
…そうね。どうしたらいいのかしら。もうすぐいなくなる私が、つづけてもいいのかしら…。
天海春香
千早ちゃん。私、一つだけワガママ、言うね。
天海春香
私、千早ちゃんと、最後までアイドルやりたい。これは千早ちゃんが決めることなんだけど、
天海春香
私、絶対に千早ちゃんとアイドル続けたい。アイドルになろうって思って、この事務所に入って、
天海春香
千早ちゃんと出会って、こうやって仲良くなれた。千早ちゃんと出会わせてくれたこのお仕事、
天海春香
最後まで千早ちゃんとやっていたい。ごめんね。こんな事言っちゃって。
如月千早
春香……。
天海春香
ごめん、困らせちゃうよね。でも、絶対に伝えておかなきゃって思ったの。
天海春香
私、千早ちゃんとアイドル、続けたい。
如月千早
ありがとう。春香。私も同じことをずっと考えてたの。でも、困らせちゃうんじゃないかと思って…
如月千早
でも、やっぱり私の中で春香は特別なの。だから、あなたに聞いて欲しかった。
如月千早
だから、私からも一つだけ、ワガママ言っても良いかしら?
天海春香
うん…うん!何だって、何だって聞くよ!
如月千早
私と最後まで、アイドル、やっていてくれるかしら?
天海春香
もちろんだよ。千早ちゃん。これからも変わらず、一緒に頑張ろうね!
天海春香
でも、体力的に辛かったり、できないことがあったらちゃんと言ってね。無理だけはしないでね。
如月千早
ありがとう……。本当に…。やっぱり、春香でよかった…。
天海春香
や、やめよう!しんみりするのは良くないよ!最後まで笑顔で、楽しく…楽しくいよう!
如月千早
……最後に、もう一つだけ、良いかしら?これを見て、春香。
天海春香
ん?「ドッキリ、大成功!」…?
如月千早
そうよ。これは全部、社長の作ったドッキリなの。悪趣味だとは思ったんだけど…。春香?
天海春香
あっそそそっか〜!ど、ドッキリね!ドッキリ!すっかり騙されたよ〜。
天海春香
ひ、ひどいなぁ千早ちゃん!こういうの、やらないって思ってたよ!でもよかった!(ポロポロ)
天海春香
ごごごめん!さっきは我慢できたのに……。でも本当に、よかった…。よかったよ…。(ポロポロ)
天海春香
お詫びに、今日は私とずっと一緒にいて!そうじゃないと、許してあげないんだから!(グスン)
如月千早
…ええ。久しぶりに、ゆっくりお喋りしましょ。春香を泣かせた社長は後で殺しておくわ。
(台詞数: 50)