如月千早
四条さんって、いつも揺るぎないわよね。
天海春香
そうだよね。千早ちゃんの言いたいこと、もうわかっちゃった。
如月千早
さすが春香ね。好きよ。
天海春香
あの貴音さんのいつもと違うところを見てみたいってことでしょ!?
如月千早
その通り!なので、今日は貴音さんに色々ちょっかいだして、
如月千早
あんな四条さんやこんな四条さんを見てみよう!ってことよ!
天海春香
いいねぇ千早ちゃん!そういうアホっぽい千早ちゃんも好きだよ。
如月千早
カウンターだけには気をつけましょう。早速四条さんが来たようね。
四条貴音
(ガチャ)おはようございます。
天海春香
おはようございます!四条さん!(急に抱きつく)
四条貴音
ひゃっ!ど、どうしたのですか春香。何か良いことでもありましたか?
天海春香
ち、違うんです!さっきから千早ちゃんがやめてって言ってるのに怖い話をやめてくれないんです。
四条貴音
怖い話……。千早。春香も嫌がっているようですし、その話はもうやめましょう。
如月千早
いや、違うんです四条さん。この事務所での話なんです。
四条貴音
一体、どういうことですか?
如月千早
最近夜の9時ちょうどになると、誰もいないはずの社長室の電気がつくらしいんです。
如月千早
その時間は鍵がかかっているので中の様子は解らないらしいんですが…。ちょっと怖くて。
天海春香
やめてよ〜もうすぐ9時になるんだからぁ。もう帰ろうよー。
如月千早
だめよ春香。ここまできたら、ちゃんと原因を確かめないと!
四条貴音
し、しかし千早。触らぬ神に祟りなし、とも言いますし、ここは大人しく帰っても良いかと…。
如月千早
何言ってるんですか四条さんまで。事務所のみんなの為にも、確かめないと………
如月千早
ちょ、ちょっと。しゃ、社長室………。で、電気点いてる……。
天海春香
え?ひゃぁぁ!ほ、本当に点いてる!さっきまで暗かったのに。時間は…9時ちょうど。
四条貴音
だだだだ誰かいらっしゃるのではな、ないでひゅか?ほら、人影が……。
如月千早
落ち着いて下さい四条さん。さっき鍵かかっていることは確認しています。中に誰もいないはずです
四条貴音
そ、そんな!今、確かに人影が…。ど、どういうことですか?
天海春香
た、貴音さん…。人影が見えたんですか?本当に中には誰も居ないんですよ?
如月千早
ちょっと…。これ、本格的にまずいんじゃないの?
四条貴音
は、春香?その、私の手を握っていて下さい。もう怖くて動けません…。
天海春香
(ちょっと可愛いすぎる)はい。離しちゃダメですよ??
四条貴音
私、その実は、この歳にもなって恥ずかしいのですが、幽霊の類がすごく苦手なのです…。
如月千早
(知ってた)ごめんなさい四条さん…。私、知らなくて。
四条貴音
い、いいのです。……きゃあ!!い、今、ど、ドアノブが動きました…!電気も点滅してます…。
天海春香
ほ、本当になんなのこれ??や、ヤバイんじゃないの?
四条貴音
春香ぁ……。私、もうダメです…。怖い……。
天海春香
(可愛い)貴音さん。とりあえずソファに座りましょう。
四条貴音
も、申し訳ありません…。こんなみっともない…。
天海春香
いえいえ。人間苦手なものの一つや百つあるものですよ。(千早に目配せ)
如月千早
(了解)
如月千早
(ドアを思いっきり叩く)
四条貴音
ひぃ!!!お、怒ってます!はるか、ど、どうしたらいいのでしょうか…?
天海春香
とりあえずちょっと見てくるので、手、離しますね?
四条貴音
い、いやです…。離さないでください…。春香も私の隣に座って……。もう嫌…怖い…。
如月千早
(裏山死刑)春香!絶対何かいるわ。私、マスターキー使って入ってみるわ。
如月千早
(ガチャ)……え?は、春香?この演出、誰に頼んでおいたの?
天海春香
え?千早ちゃんが頼んでおいてくれたんじゃないの?
如月千早
う、嘘でしょ。
天海春香
ま、まじかよ。
四条貴音
は、春香ぁ…。
(台詞数: 49)