天海春香
ジリジリ… …………………
如月千早
ジリジリ…ミーンミンミン …………………
天海春香
…………………あ、
如月千早
…………………あ、暑いわね……。
天海春香
本当にね……。もうなんにもしたくないわ……。
如月千早
じゃあ『おしくらまんじゅう』でもする?
天海春香
いいね千早ちゃん!やろう!
如月千早
おしくらまんじゅう!っそれ!
天海春香
おしくらまんじゅう!っそれ! 押されて泣くな!
如月千早
おしくらまんじゅう!っはい!
天海春香
おしくらまんじゅう!っはい! 押されて泣くな!!
如月千早
おしくらまんじゅう!っせい!
天海春香
おしくらまんじゅう!っせい! 押されて泣くなー!!!
如月千早
はぁ… はぁ…
天海春香
はぁ… はぁ…
天海春香
はぁ… はぁ… ね、ねえ千早ちゃん?
如月千早
な、何かしら春香……?
天海春香
なに……これ……?
如月千早
何って『おしくらまんじゅう』よ。そんなことも分からないの春香は?
天海春香
うん、千早ちゃん、私の聞き方が悪かったことは謝るよ。
天海春香
私もノリでやったとはいえ、冷静になって考えるとなんだったのかなぁっと思ってね?
如月千早
はぁ……そのリボンはなんのためにあるの?ただの飾りなの?
天海春香
なんかいきなり酷いこと言われたけど、あえて言うならリボンは飾りだよ!
如月千早
ちょっと春香!リボンが飾りって本当に言ってるの!?
天海春香
ち、千早ちゃん、もしかして私のリボンを……!
如月千早
あなたの本体はリボンでしょ!
天海春香
やっぱりそれかチクショウ!
水瀬伊織
この暑い事務所の中で何やってんのよあんたたち……。てか、なんで水着なのよ……?
如月千早
大丈夫よ伊織。これが水着と思ってるのは何かしらの期待感を持ってドラマを見てる人たちだけよ。
水瀬伊織
一言多いわ!
天海春香
いや伊織、つっこむべきところはもっと別にあると思うよ?
天海春香
ちなみに、伊織は伊織で何やってるの?
水瀬伊織
何って、見て分からないかしら?
水瀬伊織
事務所の日の当たらない壁にひっついて涼んでるのよ。
如月千早
分かるわ伊織。コンクリートはひんやりして気持ちいいわよね。
天海春香
一つ言わせてもらうと、お嬢様がやるようなことじゃないよねそれ?新堂さんが見たら泣くよ……?
水瀬伊織
ずっとこうやってると、自分の体温で温かくなってくるから……
水瀬伊織
こうやって、定期的に場所を変えて……(ぴとっ)
水瀬伊織
(ひや~)あ~……気持ちいい~わ~……/////
如月千早
私はこの壁で……(ぴとっ)
如月千早
(ひや~)……これはなかなか/////
天海春香
千早ちゃんは壁に張り付きやすそうだね、体の構造的にw
如月千早
だまれリボカスが!
天海春香
誰がリボカスだ!
水瀬伊織
少しは静かにしなさいよあなたたち!
水瀬伊織
まったく、ただでさえ暑い事務所が余計に暑くなるじゃない……。
如月千早
大丈夫よ伊織。この時期アツくなるのは春香の薄い本くらいよ。
水瀬伊織
にひひ♪なかなか巧いこと言うわね!
天海春香
全然巧くないよ!てか、最低なオチだよこれ!
天海春香
〈今年の夏は、まだ始まったばかりだ!〉
(台詞数: 50)