豊川風花
ーーー北極
豊川風花
………。
豊川風花
なぜ、私はここにいる………?
豊川風花
………そうか。遂に私の存在がミールと拮抗したのか。
豊川風花
行かなくては。あの島に………。
高槻やよい
ーーーアルヴィス、医務室
高槻やよい
……ん、ここは………?
二階堂千鶴
医務室ですわ。あなたは戦闘後気を失い、ここに運ばれてきた。
高槻やよい
そうだ、敵は………?
二階堂千鶴
既に撤退しましたわ。よく頑張りましたわね、やよい。
高槻やよい
………敵の中に、雪歩さんがいました。
二階堂千鶴
ええ、知っていますわ。外部スピーカーを使っていましたから、こっちにも聞こえていました。
高槻やよい
島を憎んでいるって………!
二階堂千鶴
………当然、でしょうね。私達は彼女達を囮にしたも同然だったのですから………。
二階堂千鶴
それはあなたに対しても同じ。やよい、あなたも私達大人を恨んでいるでしょう?
高槻やよい
そんなことは………。
二階堂千鶴
隠さなくても正直に言っていいですわ。少なくとも、あなたにはその権利があるのですから。
高槻やよい
でも、私は知ってます!ちゃんと私達が脱出するための方法を用意してくれていたことを!
二階堂千鶴
雪歩にも言われたのでしょう?その結果、何人が助かったのか、と。
二階堂千鶴
私達が生きながらえるために、L計画参加者が犠牲になった。この事実は変わりませんわ。
高槻やよい
………それでも、私はこの島を恨みません。
高槻やよい
私の………大切な故郷ですから。
高槻やよい
それに、伊織ちゃんとの約束がありますから。
二階堂千鶴
約束?
高槻やよい
はい。………"人として生きる"って。
高槻やよい
私の能力に気を使って人として、って言ってくれたんだと思います。
二階堂千鶴
そうでしたのね………伊織がそんなことを………。
高槻やよい
はい。ですから私は………雪歩さんと戦います。
高槻やよい
今の私には、それくらいしか出来ませんから………(グゥ〜)
高槻やよい
はわっ………!
二階堂千鶴
ふふっ、食事を用意しますわ。数日間寝たきりだっのですから、お腹は空くでしょう。
二階堂千鶴
人は食べないと生きていけませんから、ね。
高槻やよい
………!
高槻やよい
はい!お願いします!
(台詞数: 34)