萩原雪歩
「Pの容態が急変した」
萩原雪歩
...電話の内容はあまりにシンプルで・・・
萩原雪歩
...電話の内容はあまりにシンプルで・・・あまりに残酷でした
萩原雪歩
...翌日、朝一で私達は事務所に呼び出されました
菊地真
社長「あまり君たちにこういう事は言うべきではないのかもしれないが・・・」
菊地真
社長「君たちのPは昨晩、どうやら、容態が急変したらしくてだな・・・」
菊地真
それってどういうことですか!?Pはもう!?
天海春香
律子「真!気持ちはわかるけど、話は最後まで聞きなさい!!」
菊地真
社長「Pはまだ大丈夫だ、だが意識が戻っていないみたいでね・・・」
菊地真
社長「Pを慕っていた君たちにこんな事を求めるのは酷な事なのはわかっている」
菊地真
社長「だが、君たちには予め"覚悟"をしておいてほしい」
萩原雪歩
...覚悟?
萩原雪歩
...それって...
萩原雪歩
...それっても...
萩原雪歩
...それってもし...
萩原雪歩
...それってもしか...
萩原雪歩
...それってもしかし...
萩原雪歩
...それってもしかして...
萩原雪歩
...それってもしかして...Pを失う覚悟?
天海春香
貴音「高木殿の申している覚悟、とはどのような意味なのですか?」
菊地真
社長「彼はもう、あまり長くないみたいでね・・・」
天海春香
美希「助かる見込みがないってことなの!?」
菊地真
社長「...あぁ」
萩原雪歩
響「そんなっ!・・・そんなのあんまりだぞ・・・」
萩原雪歩
...響ちゃんを皮切りに、他に我慢していた子達も泣き始める
萩原雪歩
...私もその内の一人ですぅ・・・
菊地真
社長「本当にすまない!」
萩原雪歩
...私達に対して深々と頭を下げる社長・・・
萩原雪歩
...社長も私達と同じで泣いている・・・
天海春香
ねぇ、みんな、顔あげない?
天海春香
それに、社長も、顔あげてください!
菊地真
社長「天海君・・・?」
萩原雪歩
春香ちゃん・・・?
天海春香
あのね、見込みがないにしたって、可能性は0じゃないんだよ?
天海春香
僅かな可能性かもしれないけど・・・私はその可能性を信じる!
天海春香
だって、私達のいる、アイドルの世界ってそういう世界でしょ?
菊地真
律子「そうよね、私たちが信じなかったら、誰が信じてあげるのよ」
菊地真
伊織「私達が待っててあげるんだから、帰って来てもらわなきゃ困るわよ!」
天海春香
うん!!
天海春香
それに、もしPさんが次に目を覚ました時に私達が悲しい顔をしてたら・・・
天海春香
Pさんも悲しくなっちゃうと思うの!
天海春香
私はそれだけは嫌だなって思う!
天海春香
だから、今の私達にできることって・・・
天海春香
だから、今の私達にできることって・・・いつもどおりにしてる事だって思うの
天海春香
だから・・・ね?
天海春香
そうしませんか?
菊地真
うん、そうだね!ボク、大賛成だよ!!
萩原雪歩
...でも私は思うんです・・・
萩原雪歩
...いつもどおりって・・・
萩原雪歩
...いつもどおりって・・・何?
(台詞数: 50)