中谷育
朋花さん、こんにちは。どんなご本をよんでるの?
天空橋朋花
こんにちは、育ちゃん。今は、手品の本を読んでいるんですよ〜。
中谷育
ハロウィンのときの、飲みものの色がかわる手品、すごかったね。また見たいなあ。
天空橋朋花
うふふっ。それじゃあ今、練習も兼ねてちょっと披露しましょうか〜。
中谷育
わーい!はやく見せてほしいな。
天空橋朋花
それじゃあ。ここに紅茶をいれたカップが有りますね。
天空橋朋花
この紅茶を、スプーンでクルクルかき混ぜると……
中谷育
わ、ドンドンこうちゃが黒くなっていくよ!かき混ぜてるだけなのに!
天空橋朋花
お次は……こっちの湯呑みの番茶に、こっちの匙を入れてかき混ぜると……
中谷育
こんどは、お茶の色がうすくなっちゃった!朋花さんのスプーン、魔法の杖なの?
天空橋朋花
う〜ん。「魔法」ではないんですよ。神の起こす奇跡以外は、妥当な起因が有るんです。
中谷育
?
天空橋朋花
ああ、ちょっと難しい話をしちゃいましたね。育ちゃん、この紅茶をどうぞ。
中谷育
え?魔法がかかったこうちゃ、飲んじゃってもいいの?わたし、ネコさんになったりしない?
天空橋朋花
大丈夫ですって。美味しいですよ〜。
中谷育
(コクコク……)
中谷育
甘くておいしいよ。おさとう、入れてたの?
天空橋朋花
実はさっき、スプーンに付けて「蜂蜜」を混ぜたんですよ〜。そうすると色が黒っぽくなるの。
中谷育
そうなんだ。ゆのみのお茶にも、なにか入れたの?
天空橋朋花
ええ。こっちにはですね……
高槻やよい
お疲れ様です!高槻やよい、ただいま戻りました。
高槻やよい
ちょっとノドが渇いたかも〜。朋花さん、このお茶貰っちゃっていいですか?
天空橋朋花
あ、そっちの番茶は飲まない方が……
高槻やよい
(クピクピ……)
高槻やよい
……えぅぅ。酸っぱ苦くて、なんだか変な味です。
天空橋朋花
番茶に「梅干し」を入れると色が薄くなるんです。でも勿論、味は酸っぱくなりますね〜。
中谷育
でも朋花さん。ハロウィンのステージでは、もっといろんな色になってたよ?
天空橋朋花
あれは、瑞希さんに教えて貰った、また別の手品なんですよ〜。あれは準備が大変なんです。
天空橋朋花
手品師は、むやみに種明かししてはいけないと瑞希さんも言ってましたし。あっちは秘密ですよ。
中谷育
朋花さん、また手品のべんきょうをしてるのは、またステージではっぴょうするの?
天空橋朋花
うふっ。子豚ちゃん達は、いつも新しい刺激を求めてますからね〜。責め方を考えていかないと。
高槻やよい
朋花さん。ブタさんをいじめるのはかわいそうなので、やめてほしいかなーって。
天空橋朋花
……言葉の綾なんですけどね〜。やよいちゃんと育ちゃんの純朴な眼差しが、ちょっと痛いですね。
(台詞数: 33)