天海春香
はい到着っと。
天海春香
タイムマシンが正しく作動してれば、5年後のドラマシアターの世界に到着したはずなんだけど…。
天海春香
なんで街がこんなめちゃくちゃに壊されてるんだろう……。
天海春香
あれ……?あそこにいるのって、プロデューサーさん?
天海春香
やっぱりプロデューサーさんだ!ここは事情を説明して状況確認だね。
天海春香
プロデューサーさーん!!私のこと分かりますか!天海春香です!!
天海春香
あれ、プロデューサーさんどうしたんですか?なんかちょっと変ですよ?
天海春香
目がうつろで、顔色が紫で、うなり声をあげて、ヨタヨタ歩いちゃって……
天海春香
そう、まるでゾンビみたいな感じですね!!
天海春香
…………本当にどうしたんですか?あの、私の話聞いてます?
天海春香
や、やだなぁ、からかわないで下さいよ。趣味悪いですよ〜もう〜。
天海春香
あの……プロデューサーさん?ちょっとそこで止まりましょうか、一旦落ち着きましょうよ。
天海春香
プロデューサーさん、返事してください。……ヤダ、それ以上近づかないで。
天海春香
まさか、冗談じゃないんですか?本当にゾンビに……
天海春香
きゃ…きゃあああぁぁ!!
永吉昴
キキィィィ!!
永吉昴
春香ッ!!
天海春香
昴ちゃん!!
永吉昴
乗れっ!!
天海春香
こ、これに!?ちょっと小さくない!?
永吉昴
いいから!早くっ!!
天海春香
う、うん!じゃあ失礼します!!
永吉昴
キュルルルルっ、ぶおおおおん!!
天海春香
ぎゅむぅぅぅ…………
天海春香
狭い………
永吉昴
いやぁ間一髪だったな。
天海春香
た、助けてくれたんだよね。ありがとう。
永吉昴
いいよいいよ。それよりなんであんな所に一人でいたんだ?
天海春香
えっと、ちょうどタイムマシンから出てきた所だったの。私5年前の世界から来たんだよ?
永吉昴
5年前?あぁ!春香がタイムマシンに乗って未来の世界に行ってきたことあったな!
天海春香
……ねぇ昴ちゃん?プロデューサーさんはどうしてああなってたの?なんだか街も壊れてるし。
永吉昴
そっか、いきなり過去からきたんじゃ分からないよな。
永吉昴
ザックリ言うと、ネタが枯渇してドラマシアターPは全員ゾンビになっちゃったんだよ。
天海春香
なにそれ。
永吉昴
ヤツらはネタに飢えてるから、アイドルを見るとネタを求めて襲ってくるんだ。
天海春香
なにそれ。
永吉昴
で、まぁゾンビP達のせいで街が破壊されちゃってこんな有り様なんだよ。
天海春香
要するに、ネタ切れのせいでドラマシアターが滅亡寸前ってこと?
永吉昴
そゆこと。
永吉昴
でも驚くべきことがまだあるんだ。
天海春香
この状況以上に驚くことなんてそう無いと思うけど…………
永吉昴
いいか、心して聞いてくれ。
永吉昴
実は5年経った今でも、
永吉昴
実は5年経った今でも、ドラマシアターはβ版のままなんだ……っ!
天海春香
ッ!!
天海春香
…………
天海春香
………………………
天海春香
………………………………………
天海春香
………………………………………いや、なんとなくそんな気はしてたよ。
永吉昴
そっか。
(台詞数: 50)