たこ焼きを焼く温度は200℃が良いらしい
BGM
Snow White
脚本家
kyunpo
投稿日時
2015-05-17 08:23:34

脚本家コメント
休みの日の朝は幸せですね。
こんな夢を見たんだ。落ちナシ。たこ焼き食べたいです。
社長は代役です。

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天海春香
「ふう……。今日も疲れたなあ……」
天海春香
仕事を終えた私は、事務所に戻る為に街を歩いていた。
天海春香
「おなかすいたなあ」
天海春香
あいにくクッキーは食べてしまったし、今食べられるモノは何も持っていなかった。
天海春香
「……うん?良いにおい。美味しそうなにおいがする」
天海春香
においにつられて辺りを見渡すと、においの元と思われる人物を発見した。
高木社長
道端でスクワットをしているパンツ1丁のボディービルダー『one.two.three!』
天海春香
どうやらこの人で間違いないようだ。
天海春香
しかし見た感じ食べ物は持っていないようだ。いったいこの人のどこから……?
天海春香
あまりジロジロ見るのは失礼だと思い、さりげなく横目でチラチラと見ることにする。
天海春香
「チラチラ」
高木社長
道端でスクワットをしているパンツ1丁のボディービルダー『…………』
高木社長
道端でスクワットをしているパンツ1丁のボディービルダー『……ニコッ』
天海春香
目が合ってしまった。
天海春香
彼はスクワットを止める事なく、爽やかな笑顔を浮かべながら私に近付いてきた。スススー
高木社長
パンツ1丁のボディービルダー『どうしたんだい?お嬢さん。俺に何か用かい?』フンッフン
天海春香
「いっ、いえ、すいません。なんでもありま……
天海春香
「いっ、いえ、すいません。なんでもありま……!?」
天海春香
胸の先端に、
天海春香
胸の先端に、たこ焼きが張り付いている……
天海春香
いや、もしかしたら胸の先端自体がたこ焼きなのだろうか。そんな……。
高木社長
パンツ1丁のボディービルダー『何でもないって顔じゃないぜ?お嬢さん』フンッフン
天海春香
「えっと……その……」
天海春香
彼がスクワットをするたびに両胸の2つのたこ焼きが揺れる。目が離せない。
天海春香
作りたてといわんばかりに湯気が立っているのが見える。アツアツに違いない。
天海春香
……青のりとソースと鰹節、マヨネーズもかかっている。食欲が刺激される。
高木社長
胸の先端にたこ焼きを付けたパンツ1丁のマッチョ『……こいつが気になるのかい?』フンッフン
天海春香
気にならないはずはなかった。
高木社長
胸の先端にたこ焼きを付けたパンツ1丁のマッチョ『大丈夫、慣れている。火傷はしないさ』
天海春香
そうだけどそうじゃないです。
天海春香
「す、すいませんでした。私、もう行きますねっ!」
天海春香
このままここに居ると、口に出してしまうかもしれない。食べさせてくださいと。
天海春香
見ず知らずの人に、そんなことを言えるはずはなかった。
高木社長
たこ焼きでパンツ1丁のマッチョ『待ちな!お嬢さん』
高木社長
たこ焼きでパンツ1丁のマッチョ『あんた天海春香さんだろう?あんたに食われるなら本望だ』
高木社長
たこ焼きでパンツ1丁のマッチョ『言わなくてもわかるさ。さあ、食ってくれ』ズイッ
天海春香
全部お見通しらしい。恐ろしい洞察力だ。そして私の事を知ってくれていた事が嬉しかった。
天海春香
彼は両腕を頭の後に回し、ポージングを決めた。たこ焼きが私の前に突き出される。
天海春香
好意を無駄にするわけにはいかない。
天海春香
「あ、ありがとうございます。それじゃあ……いただきます」
天海春香
彼の右胸のたこ焼きに近付き、そっと半分ほどかじる。カリッ
高木社長
たこ焼きパンツマッチョ『んっ、ンホオ///』
天海春香
……美味しい!外はカリッと、中はとろとろ。極上の一品だ。
天海春香
我慢できず、残りのたこ焼きをむさぼるように食べ終える。
天海春香
「……ご馳走さまでした。なんてお礼を言ったら良いのか……」
高木社長
たこ焼きを食われたボディービルダー『なあに、気にしないでくれ。』
高木社長
たこ焼きビルダー『また用意しておくさ。気が向いたら来てくれ。待ってるぜ』
天海春香
「……来ます。必ず。ありがとうございました」
天海春香
そう伝えると、私は事務所に向かい再び歩きだした。今日の事は忘れられないだろう。
高木社長
物陰から様子を見ていた、頭がバナナのマッチョ『…………ニヤリ』

(台詞数: 50)