双海亜美
おっはようちゃ~ん。ってありゃ、ピヨちゃんこんな所で寝ちゃってるYO。
菊地真
ホントだ。けど何で毛布も何も掛けずソファに突っ伏して寝てるのかな。
双海亜美
はっは~ん。さてはお仕事サボってお昼寝タイムですかな?
菊地真
もう夕方だよ、暗くなってきてるのにお昼寝とは言わないんじゃない。
菊地真
にしてもどうしたんだろ、不用心だなあ。とりあえず起こそうかな…
七尾百合子
ふふふ。何やらお困りのようですね?
双海亜美
ん?
七尾百合子
世界の謎は私のもの。こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。今回の謎はこちら!
双海亜美
またゆーりがスイッチ入っちゃったみたいだNE。
菊地真
今ヒマだしいいんじゃない。
七尾百合子
ばばん!題して…
七尾百合子
765プロ殺人事件…ミステリと言えば殺人事件。マーダーケースなくして何のミステリか…!
双海亜美
めっちゃキラキラしてるね。
菊地真
あれで百合子もノリいいからなあ。
七尾百合子
一見寝てるように見えて、その実死んでいる。ミステリによくあるパターンです。
七尾百合子
では小鳥さんは何故死んでいるのか、犯人は誰なのか…私には既に、その答えが分かっています。
七尾百合子
でれでれでれ~ん!
双海亜美
いっつも思うんだけどさ、口で言うの大変じゃない?なんか音楽でも流してあげよーか。
菊地真
百合子の中じゃあれも楽しみの一つなんだよ。
七尾百合子
そう、犯人は…私達、765プロのアイドルと、そしてプロデューサーだったのです!
七尾百合子
この時期、私達はそろそろ夏場向けのお仕事を引き受けています。
七尾百合子
中にはウエディングドレスを着るお仕事も。先日もあるアイドルが式場で撮影したばかり。
七尾百合子
そして。プロデューサーは小鳥さんにそうした写真のチェックを頼んだのです。
七尾百合子
長年独身をかこってきた小鳥さんにとって、それがどれほどのダメージであったか。ああ!
七尾百合子
もうお分かりでしょう。小鳥さんは、プロデューサーの無慈悲な仕打ちに酷い衝撃を受けた。
七尾百合子
更に、天使と悪魔の格好をしたお2人が、それに追い打ちをかけたのです!
双海亜美
ん、何の話?
菊地真
ボク達、そんな格好してないけど。
七尾百合子
しらばっくれても無駄です!あなた達のそのコスプレが、小鳥さんに結婚を連想させて…
双海亜美
…どーするまこちん、ゆーりには見えてるっぽいYO?
菊地真
そうだね、これはちょっと予想外だったな…
七尾百合子
………え?
七尾百合子
え、えっと。つまり、お2人はコスプレじゃなくて本当にその…天使と悪魔だと?
菊地真
そ。ボクは主のルシファー様が天界に戻る条件として人間達を喜ばせろって事でここに来たんだ。
双海亜美
亜美はその見張り。あと、まこちんとカミサマの話し合いのコーショー役だよん。
七尾百合子
は、はあ。
双海亜美
けどびっくりしたYO。どーして、ゆーりにはホントの姿が見えたのかな?
菊地真
よく知らないけど、たまにそういう人間がいるって。百合子もそうなんじゃない?
七尾百合子
私にそんな力があっただなんて。これは名探偵だけじゃなくて、風の戦士としての…
双海亜美
いや、ピヨちゃんは寝てただけじゃん。さっき起きて買い物行ったっしょ?
七尾百合子
あ、あ~それはその。と、とにかく…
七尾百合子
名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!次回に続く…
菊地真
いや、続くってのはちょっと無いかなあ。
七尾百合子
へ?それはどういう意味で…
菊地真
ボク達の正体は秘密なんだよ?ましてや百合子にそんな力があるって分かった以上さ。
双海亜美
生かしておくわけないっしょ?
七尾百合子
…え?
双海亜美
765プロ殺人事件は、さ。
菊地真
これから、始まるんだよ。
(台詞数: 50)