高坂海美
(ズルッ…)あ……
高山紗代子
海美!!!
高山紗代子
『(ダッ…)』あ、あなたは?
高坂海美
きゃっ!(ドサッ)
菊地真
っと、大丈夫かい?海美。
高坂海美
あ……は、はい…。
菊地真
いいかい海美。いくらボルダリングをやったからってあんな無茶したらダメだよ。わかった。
高坂海美
………。(コクン)
菊地真
わかったらよし。あの猫を助けたかったんでしょ。それなら僕に任せてよ。
高山紗代子
あの、危険ですよ!
菊地真
ははっ、心配してくれるの?ありがとう。でも、僕は大丈夫だから。
菊地真
よっと…。(バッ…バッ…)
高山紗代子
す…すごい…。あんなに軽々と登って…あの人って一体……。
菊地真
よいしょっと…もう大丈夫だよ。しっかり捕まって。「にゃー」
菊地真
さて…降りるルートは……。
菊地真
………。多少強引だけど…しょうがないか。(バッ)
高山紗代子
う、嘘…片手だけで降りてる…。ちょっと海美、見てる?
高坂海美
う…うん…。
菊地真
(シュタン)怖かったよね、もう大丈夫だよ。「にゃー」
高山紗代子
あ、あの!その…ありがとうございました。
菊地真
へへっ、気にしないで。困ってるときはお互い様だからさ。
高坂海美
ぼーっ……
菊地真
海美?どうしたの?もしかして熱でもある?(ピト…)
高坂海美
あ…ああ…
高坂海美
うわああああああああああああああああ!!!(ダッ)
高山紗代子
あ、海美!?
高山紗代子
……いっちゃった。
菊地真
どうしたんだろう?「にゃー」
高山紗代子
恵美「紗代子、海美もどっか行っちゃったし、この子の親でも探すことにしようよ。」
高山紗代子
…そうだね。
高山紗代子
あの、本当にありがとうございました。(ペコ)
菊地真
その子のことは頼んだよ。
菊地真
さて…
菊地真
海美、本当にどうしたんだろう?
菊地真
『………』
菊地真
???『ほう……』
(台詞数: 36)