永吉昴
うぅ…お化け屋敷なんて来るんじゃなかったぜ…
矢吹可奈
中は薄暗くてよく見えないし…怖いよ〜。
菊地真
だ、大丈夫だよ。2人共。ボクがついてるから…
永吉昴
その割には声が震えてるぞ、真。
菊地真
な、何言ってるんだよ。声だけじゃ無くて足も震えてるから大丈夫だよ。
永吉昴
ダメだ…恐怖のあまり頭が変になってる…
矢吹可奈
きゃあ!
永吉昴
どうした、可奈?
矢吹可奈
な、なんか手に当たった…グニョッとしてたよ…
永吉昴
グニョッ?
菊地真
ヒィッ⁉︎
永吉昴
今度は真か?
菊地真
ボ、ボ、ボクのお尻にも何か当たったよ⁉︎なんか少し固いモノが…
永吉昴
何だろな?案外、紐に吊るしたコンニャクだったりして。
矢吹可奈
コンニャクとはちょっと違うような…
菊地真
でもあれはいったい…
永吉昴
ん?
永吉昴
ん?なんか…オレのお腹に当たったな…
矢吹可奈
え…
菊地真
今度は昴に?
永吉昴
ていっ!(ムンズ)
永吉昴
おっしゃ!捕まえたぜ!
矢吹可奈
さすが昴さん!
菊地真
で、それの正体は?
永吉昴
ん〜…薄暗くてよく見えないけど…
永吉昴
太くて長くてグニグニして…なんかネチャネチャしてる黒光りしてるモノ、かな?
矢吹可奈
いやー!なんか怖いー!
菊地真
ちょっ!可奈、置いて行かないでよー!
永吉昴
あ、2人共一目散に走って出口に行っちまった…
永吉昴
でも、コレ何だろうな?(グニグニ)
永吉昴
あ、もしかして…
永吉昴
あ、もしかして…うなぎか?うなぎを紐で吊るしてるのかな?
永吉昴
きっとそうだ。コンニャクじゃ在り来たりだからってうなぎを使ったんだな。
永吉昴
あはは。分かっちまえば何てこと無いな。
永吉昴
じゃあ、オレも出口に向かうか。
矢吹可奈
(出口)あ、昴さんが出て来たよ。
菊地真
昴、大丈夫だった?
永吉昴
ああ、正体が分かっちまえば何てことねぇよ。
永吉昴
あ、係員さん。うなぎを使うなんてなかなか斬新だったぜ。
永吉昴
え…
永吉昴
え…うなぎなんて使っていない?そもそも生き物なんて使うわけが無い?
永吉昴
じゃあ…オレが握ったのは何だったんだ?
矢吹可奈
じゃあ…私の手に当たったのは…
菊地真
じゃあ…ボクのお尻に当たったのは…
矢吹可奈
ひぃ〜、なんか背筋が寒くなって来たよ…
菊地真
まさか…お化け屋敷で本物のお化けが出たとか?
永吉昴
お化け、なのか?でも確かに握ったんだけど…
永吉昴
あれ?
永吉昴
あれ?なんか手に白くてネバネバしたのが…
(台詞数: 49)