高坂海美
えっと、ここがこうで。それからこっちが…?
高坂海美
あ〜もうややこしい。やめだやめ!
菊地真
あれ海美、何してたの?
高坂海美
あ、まこっちゃん。あのね、ちょっとカメラと盗聴器とか仕掛けようかなって。
高坂海美
けど難しくて全然ダメ!諦めた!
菊地真
海美もダメだったかあ。ボクも前やろうとしたけどさ、やっぱり諦めたよそれ。
高坂海美
やっぱ私らには向かないよね、こーゆーのは。
菊地真
だね!機械に頼ってちゃ女子力は上がらないよ、もっと別の方法を考えよう!
高坂海美
うん!それじゃあどうする、またトレーニングやる?
菊地真
うーん、そうだなあ。プロデューサーの家の警護はもう2度とやらないって律子に誓ったし…
菊地真
そうだ!お料理なんてどうかな?
高坂海美
お、いいね!それで、何作るの?
菊地真
実は前にあずささんに聞いた事があるんだ。男の人には味噌汁がいいんだって。
高坂海美
お味噌汁かあ。どうやって作るんだろ?
菊地真
とりあえず味噌は買ってきたけど。よく分からないなあ。
高坂海美
お湯で溶いてみよっか…うわっ、不味すぎ!
菊地真
どれどれ?…うわっ、こりゃダメだね。何の味もしないよ!
高坂海美
どうしよう。ここは一つ、料理上手な子に助けてもらう?
菊地真
そうだね!
佐竹美奈子
(ピンポンピンポンピンポーン)ふわぁ。何よこんな時間に。まだ朝の6時だよ?
高坂海美
みなりん、おっはよ〜☆ね、お料理教えて?
佐竹美奈子
…はい?
菊地真
…という訳でね。トレーニングの一環として今日は料理をやる事にしたんだ。
佐竹美奈子
だからって、何もこんな朝早くに来なくたって。お父さん達まだ寝てるんだよ?
高坂海美
私には時間が無いんです!
菊地真
あはは、それひょっとして静香の真似?似てないなあ〜。
佐竹美奈子
もう!あのね、いくら友達でもやっていい事と悪い事が…
菊地真
やけに渋るね。ひょっとして…
高坂海美
あ、そっか。みなりんもそういう事か…
佐竹美奈子
何よ?
菊地真
ライバルは多い方が励みにはなるけどさ、時と場合によるよね。
高坂海美
だね。2度と変な気起こさないようにきちんと言い聞かせるのも一つの手かな?
佐竹美奈子
ちょっと、一体何言ってるの?それより帰ってよ、私まだ眠い…
菊地真
琴葉や恵美もさ。随分色々言ってたけど。
高坂海美
よーく「お話」したら、すぐ分かってくれたもんね。
佐竹美奈子
ひっ!?分かった。教える、教えるから!
佐竹美奈子
…そうだね、まあ大体そんな感じかな。お鍋じゃないんだから肉類はそんなに入れない事、いい?
菊地真
へへっ、どうもありがとう。よーし、これでプロデューサーもイチコロだね!
高坂海美
あ、じゃあ早速さ、今から持ってかない?
菊地真
いいね、行こう!
佐竹美奈子
なんでプロデューサーさんの家知ってるの?たしか皆には教えてなかったような。
菊地真
そりゃもちろん後をつけたからだよ。好きな人の事はさ、知っておきたいだろ?
高坂海美
おおっ。まこっちゃん、今の言葉、すっごい女の子っぽいよ!
菊地真
ほ、ほんとに?トレーニングの成果が出たのかな…
高坂海美
うん、確実に女子力上がってると思う。私も負けてらんないな…
佐竹美奈子
(女子力って何だっけ…)
高坂海美
よーし!じゃあ次は女子力勝負、プロデューサーの家まで競争しよ!
菊地真
いいね!それじゃ美奈子、今日はどうもありがとう、またね?
佐竹美奈子
うん、お疲れ様…はあ、やっと帰ってくれたよ。何だったのやら。
佐竹美奈子
明るいストーカーって、ああいうのを言うのかなあ…?
(台詞数: 50)