黒井社長
ーーー人類軍、地下研究施設
黒井社長
ミツヒロ:正直、君がここまで乗りこなしてくれるとは思っていなかったよ。
百瀬莉緒
ありがとうございます。
黒井社長
ミツヒロ:これで実地テストも最後になる。北極での決戦まで2週間を切った。
黒井社長
ミツヒロ:私の夢を、君に託すよ。
百瀬莉緒
はい。任せてください………ミツヒロさん。
黒井社長
ミツヒロ:よし。マークニヒト、起動開始!
菊地真
研究員A:待ってください。パイロットのバイオグラフが異常です!
黒井社長
ミツヒロ:当然だ。彼女にはフェストゥムの因子を加速させる薬を致死量寸前まで投与している。
黒井社長
ミツヒロ:彼女ももう長くない。時間を無駄にしないでくれ。
黒井社長
ミツヒロ:………どうした?なぜケージを解除しない?
菊地真
研究員?:………我々は、この場所を理解した。
黒井社長
ミツヒロ:なっ………!
菊地真
ーーー研究員の1人が立ち上がり、その姿を変える
菊地真
ーーー人とは程遠い、異質なモノに
百瀬莉緒
!?………ミツヒロさん!どうしたのですか?
黒井社長
ミツヒロ:フェストゥムだ!研究員に紛れていた!
菊地真
研究員A:ダメです!外部通信も使えません!
黒井社長
ミツヒロ:莉緒!君はマークニヒトと共にここから脱出しろ!
黒井社長
ミツヒロ:私の夢を……一体でも多くの敵を……倒し………!
黒井社長
ーーー通信が途絶えた
黒井社長
ーーーそれと同時に、施設内から炎が噴き出した
百瀬莉緒
ミツヒロさん………。
百瀬莉緒
くっ………!
百瀬莉緒
ーーー莉緒はマークニヒトを駆り、上部のハッチを破壊して脱出した
百瀬莉緒
そんな………こんなことが………!
百瀬莉緒
ーーー辺りは炎に包まれ、まるで噴火でも起こったかのような光景だった
百瀬莉緒
ーーーその中に、一体の異形のフェストゥムがいた
百瀬莉緒
あいつが………ミツヒロさんを!
百瀬莉緒
ーーーニヒトのホーミングレーザーを乱射する
菊地真
………あの機体は知っている
菊地真
我々は、既にこの場所の情報を理解した
菊地真
我々は、私を次の行動に移させる
百瀬莉緒
チッ………消えた………?
百瀬莉緒
あいつは許さない………。
百瀬莉緒
私がこの手で必ず………!
菊地真
ーーー?
菊地真
?:ねえ、真ちゃん。あの島に行くんでしょう?私も連れて行って。
菊地真
私に名など存在しない。
菊地真
?:それじゃあ、今からあなたの名前は菊地真。それなら、いいよね?
菊地真
私は、我々だ。
菊地真
?:はぁ………今日も真ちゃんは頑固ですぅ………。
菊地真
お前こそ、何者だ?我々でありながら、我々ではない。
菊地真
?:私は、真ちゃんの味方。それだけだよ。
菊地真
?:それより、私もついていっていいかな?
菊地真
………我々は、私にお前の同行を許可させる
菊地真
?:ふふっ、久しぶりだなぁ。何年ぶりになるんだろう?
菊地真
?:………みんなにも、会えるかな?
(台詞数: 48)