篠宮可憐
ま、真さん。お誕生日おめでとうございます。これ、プレゼントです。
菊地真
うん、ありがとう。
篠宮可憐
でもその、ちょっとだけ、残念かも…
菊地真
え、何が?
篠宮可憐
あ、いやその。すっごくつまらない事なんですけど…
篠宮可憐
わ、私と真さんの誕生日って近いじゃないですか。
菊地真
そうだね。それが?
篠宮可憐
だ、だからその。同い年でいられるのがたった2日しかないんですよね。
菊地真
…
篠宮可憐
ご、ごめんなさい。変な事言っちゃいましたね。
菊地真
…可愛い!
篠宮可憐
え?
菊地真
可愛い!可憐、そんな事考えるんだ!すっごく可愛い!まさに乙女って感じだよそれ!
篠宮可憐
そそ、そうでしょうか…?
菊地真
いいなあ。ボクもそんな乙女チックな事考えられるようになりたいなあ。
篠宮可憐
(私は真さんみたいにもっとハキハキ喋れる方がいいですけど…)
篠宮可憐
そ、それじゃすみません。ちょっとお仕事のお話がありますから…
菊地真
うん、また後でね。
菊地真
可憐のああいう所は見習いたいなあ。どうすればいいんだろ?
菊地真
…よし。ここは習うより慣れろ、だね。とりあえず可憐をちょっと観察してみるかな。
篠宮可憐
プロデューサーさん、お待たせしました。それで、次のお仕事はなんでしょう?
篠宮可憐
こ、香水のリポーター、ですか。ええ、それはまあ、そういうの好きですけど…
菊地真
(ふむ。香水かあ。付けたことないな。試してみるのもいいかな?)
篠宮可憐
わ、私にリポーターなんて勤まるかどうか…でも…
篠宮可憐
が、頑張ります。せっかくプロデューサーさんが持って来てくれたお仕事なんですから…
菊地真
(そうそう。可憐、何でもチャレンジが一番だよ。)
篠宮可憐
はい。プロデューサーさんがいてくれれば、どんなお仕事でも…
菊地真
(なるほど。あんな事ボクはさらっとは言えないや。ちょっと恥ずかしいし…)
篠宮可憐
はい。プロデューサーさんが近くにいてくれると落ち着きます。とってもいいにおいですから…
菊地真
(プロデューサーのにおい?うーん、あんまり気にしたことないなあ。どんなのだっけ?)
篠宮可憐
はい。プロデューサーさんのにおいが近くにあれば、いつだって頑張れます…
菊地真
(これって、なんか結構大胆な事言ってない?)
菊地真
(けど、可憐の原動力はプロデューサーのにおいなんだな。うーん…)
菊地真
(そうだ!においの残る物と言えば…)
篠宮可憐
あ。そういえば今日は真さんに何あげるおつもりなんですか?
篠宮可憐
まだ準備できてないって…だ、駄目ですよプロデューサーさん。それじゃ真さんが可哀想…
篠宮可憐
あ、今から何が欲しいか聞くんですね、良かった…
菊地真
プロデューサー、お疲れ様です。え、誕生日プレゼントのリクエスト?
菊地真
へへ、実はさっき欲しい物が出来たんですよ。プロデューサーにお願いするとこだったんです。
菊地真
ボクも可憐みたいな乙女ゴコロを身に付けたいんですよ。だから…
菊地真
プロデューサーのパンツ下さい!
篠宮可憐
(え!?)
菊地真
へへっ。これでボクも少しは可憐みたいな女の子になれますよね?
篠宮可憐
(何が!?)
(台詞数: 44)