菊地真
「ゴメン透、おごってもらったのに運んでもらっちゃって。」
菊地真
透「まぁ、どおってことねーよ。しっかし、」
菊地真
透「懐かしーなぁ。ココ。」
菊地真
「うん、だってトオルと初めてあった場所だからね。」
菊地真
─ボクとトオルはこの道場で特殊な出会い方をした。─
菊地真
─トオルはあの日、ボクの通っていた道場に道場破りを挑んできた。─
菊地真
─ボクが代表として戦い、苦戦はしたけどなんとか勝つことができた。─
菊地真
─だけど....『あっははははっ!!オマエ、チョー強ぇな!』─
菊地真
─『オレは夏木透、今日からオマエはオレのライバルだ!』─
菊地真
─それからトオルは来る日も来る日も、ボクに勝負を挑んで来た。─
菊地真
─それからある日、ボクはトオルにどうしてそんなに勝負を挑むのかを聞いたらこう言った。─
菊地真
─『オレは世界一ビッグになる男だ!オマエに負けてちゃ、ダメなんだ。』─
菊地真
─『それに、強い女には興味がある。だから、オマエと友達になりてぇからな!』─
菊地真
─トオルがボクが女の子だってことを気が付いていることに少しだけ驚いた。─
菊地真
─そして、なによりも友達になろう、という言葉が嬉しくて、─
菊地真
透「マコやん....おーい、マコやん!」
菊地真
「....あはは、ゴメン!....どうしたの?」
菊地真
透「こっちのセリフだよ。....っと悪い。そろそろ行かないと。」
菊地真
「うん!また時間があったらね!」
菊地真
─ボクはその時、初めて親友って呼べる友人ができた。─
菊地真
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菊地真
透「おい、テメェ、放しやがれ!」
菊地真
透「放せ、やめ、」 ガチャン
菊地真
ブロロロ....。
(台詞数: 24)