中谷育
やめて!!どうしてこんな…悲しいことをするの!?
菊地真
…下級天使が、何の用だ?
中谷育
あなたを止めに来たんだよ!!
菊地真
ハッ、笑わせてくれるな。ボクの怒りを、ボクの哀しみを…!!
菊地真
お前なんかが、分かるもんか!!
中谷育
…ねぇ、悪魔さん。わたし、知ってるよ?
中谷育
あなたは、1月11日が嫌いなんだよね。
菊地真
…それが、どうした?
中谷育
わたしが、あなたの怒りや哀しみを…なくしてあげる。
中谷育
…はい、悪魔さん♪
菊地真
…っ!?これはっ…!?
中谷育
あなたは、ゆるせなかったんだよね?1月11日が、人間に仲間はずれにされてるのが。
中谷育
11月11日は、みんながこの棒菓子を分けあうのに…。
中谷育
たとえ1が並んでても、1月11日はひとつ足りないから、同じようになれなくて。
菊地真
黙れっ!!その棒菓子と甜言蜜語でボクをたぶらかしてるつもりかっ!?
中谷育
…知ってるよ。あなたはやさしい。
中谷育
1月11日を自分のことのようにいたみを感じられる…やさしい人なの。
菊地真
違うっ!!ボクは…身勝手な人間が…憎くて…許せなくて…!!
中谷育
それが、やさしいってことなんだよ。
菊地真
お前…。
中谷育
ね?この棒菓子を地上から焼きつくそうなんて思わないで?
中谷育
…わたしといっしょに、食べよ?
菊地真
…へへっ、可笑しいな…。この棒菓子、前食べたときは甘かったと思ったのに…。
菊地真
今日は…とても、しょっぱいや…。
菊地真
『優しさも。』
中谷育
『悲しさも。』
菊地真
『ボクたちは、分け合える。』
中谷育
『いつだって、シェアしよう。』
菊地真
『─P○cky』
(台詞数: 29)