木下ひなた
したっけ、ここで太鼓の音にあわせて、イチ・ニッ♪イチ・ニッ♪
木下ひなた
そだよ~、大事なのは踊りを「楽しむ」こと。思い思いに踊ればいいんだわぁ。
菊地真
『ネズミさんは、その後も何日かネコの国に留まりました。』
菊地真
『「子供達に、音楽と踊りを教えて欲しい」と。女王様がネズミさんにお願いしたのです。』
木下ひなた
みんな飲み込み早いな~。上手だよぉ♪
菊地真
…………
菊地真
『さて、いよいよお別れの日がやってきました。』
四条貴音
お別れですね……。やはり、寂しく思います。
木下ひなた
そだな~……。国に戻ったら手紙書くよぉ。
木下ひなた
あと、この国であったことをみんなに話すんだな。
木下ひなた
ネコの国の人たちは、真面目で仕事熱心だって。
木下ひなた
あたしの国は、ずっと歌ったり踊ったりしてばっかだから、お仕事しないからねぇ。
四条貴音
確かに、仕事ばかりでも、楽しんでばかりしてもいけません。
四条貴音
仕事の時は仕事、楽しむ時は楽しむ。お互い、心に刻みましょう。
木下ひなた
そだな~。それじゃ、最後に1つ、踊らせてもらうね~。
四条貴音
ならば、私もご一緒に。
木下ひなた
うんっ、みんなも一緒に踊ろうよ♪
菊地真
『浜辺で、ネコの国の人達と一緒に踊った後、ネズミさんは船に乗り込みました。』
菊地真
『ネコの国に来た時は「見たことも無い人」でしたが、』
菊地真
『帰る今は、みんなの「友人」になっていました。』
菊地真
『ネコの国の人達は、別れを惜しんで、船が見えなくなるまで手を振りました。』
菊地真
『…不思議なお友達は、行ってしまいました。』
四条貴音
行ってしまいましたね……。
四条貴音
……さて皆さん、本日もお仕事に励みましょう。
菊地真
『でも、ネコの国の人達は、とても、とても幸せでした。』
四条貴音
お仕事が終わりましたら、友を思い出しながら、皆と音楽を楽しみましょう!
菊地真
『なぜなら、今は働くことだけではなく、楽しむこと――』
菊地真
『歌うことも、踊ることも、知っていましたから。』
木下ひなた
『おしまい!』
(台詞数: 29)