ねこのくにの、おきゃくさま (その2)
BGM
ENERGY_RMX
脚本家
Kozzy
投稿日時
2014-11-07 00:14:11

脚本家コメント
絵本シアター「ねこのくにの、おきゃくさま」シーン2です。
途中から見る方は、最初から見てもらえると嬉しいです。
 奇妙な格好をしたお客さんが見せた「楽しい」モノ。その影響で、ネコの国の人達に大きな変化が現れます。

コメントを残す
菊地真
木を中をくりぬいて、その上にヤギの皮を被せたら……、
菊地真
できた!お客さん、ボクの太鼓が出来上がりました!
木下ひなた
すごいなぁ♪やっぱネコの国の方達は、手先が器用なんだなぁ。
菊地真
『国を訪れた不思議なお客さんは、太鼓という楽器を叩いて楽しむ「音楽」と、』
菊地真
『その「音楽」にあわせて身体を動かす「踊り」を、国の人達に披露しました。』
菊地真
『ネコ達は、見れば見るほど音楽と踊りが好きになり、』
菊地真
『お客さんにもっと踊って欲しいと頼みました。』
菊地真
『お客さんも喜んで承知して、次々と新しい踊りを見せてくれました。』
木下ひなた
見るのも楽しいけど、実際に踊ったり、音を出すと、もっと楽しいんだわぁ。
菊地真
女性:「そうなの?私、ちょっと踊ってみようかな……。」
菊地真
男性:「この楽器っていうのは、つくれるの?出来るならつくってみたい!」
木下ひなた
うん、つくれるよぉ。叩いて音を出す太鼓の他にも、
木下ひなた
竹に穴を空けて、吹いて音を出す、「笛」ってのもあるんだわぁ。
菊地真
『こうして、1人、また1人とお客さんと一緒に踊ったり、』
菊地真
『中には、楽器をつくる人まで出てきました。』
菊地真
『音楽を奏でたり、踊りをするネコの人達は、みんな笑顔を見せていました。』
四条貴音
…………
四条貴音
『やがて、この不思議なお客さんの話は、女王さまの耳に届きました。』
四条貴音
『興味を持った女王様は、すぐにお客さんを御殿に招きました。』
四条貴音
『お客さんは、女王様の前に深々とお辞儀をし、平伏しました。』
四条貴音
頭をお上げください、珍しい御客人。ようこそ、ネコの国へおいでくださいました。
木下ひなた
女王様みずから、あたしを呼んでいただけるなんて、光栄だよぉ。
四条貴音
あなたが、「音楽」と「踊り」というもので皆を喜ばせてくれた由、お礼申し上げます。
四条貴音
如何でしょう、今夜 御殿の中庭で、私にもその踊りとやらを見せてもらえないでしょうか?
木下ひなた
よろこんで お見せしますだぁ、女王様。
木下ひなた
女王様…、いいや、この国の人達に最高の楽しさを伝えるため、全力でやらせてもらうよぉ!
四条貴音
『お客さんは、真剣な表情で、女王様を見つめながら言いました。』
木下ひなた
『その3に続く!』

(台詞数: 28)